バージニア(3.5)
2008年06月20日
| ▼ タイトル | バージニア~真実の未来~ |
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| ▼ ブランド | unicorn-a | |
| ▼ ジャンル | ファンタジーADV | |
| ▼ 対応OS | Win98/ME/2000/XP | |
| ▼ メディア | CD-ROM | |
| ▼ 定価 | 税込\3,150 (税抜\3,000) | |
| ▼ 発売日 | 2005/03/25 | |
| 【CG観賞モード】 | あり | |
| 【シーン観賞モード】 | あり | |
| 【BGM観賞モード】 | あり | |
| 【メッセージスキップ】 | あり(未読・既読判別あり) | |
| 【メッセージ履歴機能】 | あり(バックログでの音声再生あり) | |
| 【オートモード】 | あり | |
| 【ヒント機能】 | なし | |
| 【セーブ数】 | 100個 | |
| 【エンディング数】 | 6個(BADEND除く) | |
| 【ディスクレス起動】 | 不可 | |
<あ・ら・す・じ>
魔法の結界に守られた王国、グリンナーズ。
主人公ダースはグリンナーズで若くして王立騎士団の隊長となる。
その最初の任務の一環として生まれ故郷、タラスへと錦を飾る。
しかし、そこで彼が見たものは、謎の集団によって破壊される故郷だった……。
同行していた王女マリーヴェルテ、幼なじみの魔道士ティエルらと共に主人公は謎の武装集団の追跡をすることになる。
主人公の故郷と同じように襲われる忍者の里や獣人の村、見えない敵の正体。
主人公達に同道することになる獣人の少女アリーナ、忍者の里の娘ユミ、戦闘用人造人間ブリレンスら。
やがて主人公の前に現れたのは、意外な敵の正体であった。
<キャラクター紹介>
ティエル CV:紫苑 みやび
主人公の故郷、タラスで修行を続ける魔道士。
主人公ダースにとっては幼なじみでもあり、頭の上がらない姉的存在。
主人公が王都に出てから久々の再会となる。
ヴェルテ(マリーヴェルテ) CV:韮井 叶
主人公が仕えるグリンナーズ王国の王女。
剣技に優れ、お忍びで主人公達に同行する。
誇り高い性格だが、国と国民を愛し、国民からの人気も高い。
アリーナ CV:金松 由香
獣人族の村で生活している獣人族の少女。
外見的には耳と尻尾がある以外普通の少女だが、獣人の力で高い戦闘力を持つ。
性格的には飽きっぽくて移り気、十分に子供っぽい。
ユミ CV:南見 ちはる
忍者の村のエリート……のはずだがドジでおっちょこちょいな少女。
内気でおどおどしているが、とある秘密を抱えている。
ブリレンス CV:一色 ヒカル
ゼヒテルによって作られた戦闘用ホムンクルス。
外見は華奢で無感情な少女だが、独特の武器を使い、戦闘力は高い。
「感情」を設定されていないはずの彼女だが、その瞳には何を映しているのか?
ゼヒテル CV:山咲 真紀
王国でも屈指の天才と言われる女科学者。
ブリレンスを「開発」するなど魔法と科学の両立する世界で真実を探求する。
頭の回転は速いが、科学の発展の為なら犠牲もいとわないマッドサイエンティスト。
ダース 主人公・リネーム不可
王国騎士団で若くして隊長となったタラス出身の青年。
ほぼ独学で身につけたという剣技は、我流ながらかなりの冴えを見せる。
このホームページはunicorn-aより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はunicorn-aに帰属します。
<システム周り>(ver.1.00)
基本的には選択肢型AVGにRPG風のコマンド戦闘が挿入されるような感じです。
とはいえ、レベルアップなど目に見える成長要素などはありませんが…。
この手のAVG+RPG(風)をプレイするたびに思うことですが、戦闘シーンで「攻撃」を連打しているだけで勝ててしまうのなら、戦闘フェイズは不必要な気がします。
まぁ、これに関しては個人的な好みもあるかとは思いますので、一概には言えませんが…。
分岐は選択肢で分岐するのに加え、戦闘で負けることで凌辱シーン+BADENDという分岐。
それ以外の詳しいシステム周りは上記参照。
必要なものは揃っていると思いますが、イマイチ使いにくい点も。
例えば、音量調整をキャラごとに行えるのは良いのですが、一括で調整できない…とか、ウィンドウスクリーンで起動させてもOPムービーだけは強制フルスクリーンだったりなど、今ひとつ使いにくいです。
全体として、必要な要素は全て装備していますが、操作性はもう少し頑張りましょう…といった感じです。
ゲームシステム的には上でも書いた戦闘シーンの単調さが気になりました。
一応、必殺技や魔法などもありますが、エフェクトも地味ですし、基本的にはダメージが増加するのみなので、イマイチ爽快感がないです。
また、1回の戦闘シーンに8~10ターン掛かる戦闘シーンも多く、味方キャラも8人なんて戦闘もざらですので、ひたすら単純攻撃が続くところを見ることに。
一応、コマンド入力に関しては「終了」を選択すればそのターンは「攻撃」を自動選択してくれますが、エフェクトが省略されない為、以外に戦闘シーンに時間が掛かります。
そういった面がゲームの流れを阻害している感も受けます。
まぁ、剣を持っているのにパンチ攻撃をしてくる敵もいたりして、微妙に面白いトコもありましたが^^;
正直、戦闘シーンはスキップ出来るとありがたかったですね。
そのことが如実に出ているのが、上で書いたバッドエンドでのシーン回想です。
基本的に敵が弱いので、負けるためには防御を選択し続けてHPをちょっとずつ削られるのを見ているだけですが、シーンによっては5分以上かかってしまったりして、非常に面倒な感を受けます。
もっとも、凌辱シーンがあるだけのバッドエンドを見たくない方は問題ないと思いますが、シーン回想をコンプしようとするとそういった苦労をすることになります。
ボリューム的にはそれほどでもなく1stプレイが6~8時間程度で、コンプまでは20時間前後といったところでしょうか。
とはいえ、これは戦闘シーンも含めてですので、テキストのボリュームはそれほどでもなく、個人的にはちょうどいいくらいの分量だと思いました。
<音声>
女性のみフルボイス。キャストは上記参照。
演義に関しては問題なく、むしろレベル高いと言えますね。
ゼヒテル役の方はちょっと癖のあるしゃべり方と言うか、喋るスピードに独特の抑揚をかけるので一見アレ?って思いましたが、マッドサイエンティストという雰囲気には妙にハマっていて、慣れるとテキストボックス3画面分以上の長尺セリフが多いこととあいまって、一番印象に残ります。
というわけで、「マッドな」ゼヒテルや王道「舌足らずボイス」のアリーナ始め、キャストも基本的にはゲームに合っていますし、概ね好印象です。
ただ、上でも少し書いたように「狙いすぎ」というか、全体に演技がオーバーな感じを少し受けましたので、そういうわざとらしさが好きではない方には今ひとつかもしれません。
<音楽>
全16曲、ボーカル曲はありません。
全体に落ち着いた雰囲気ながら、王道のファンタジー系ゲーム音楽と言う感じで、きわめてオーソドックスな出来。
コミカルなシーンにかかる音楽だけはコミカルと言うよりは軽快でさわやかと言う感じで、少しイメージが違うかとも思いましたが、それ以外は問題なくシーンにも合っていました。
これが売りという特徴も無いですが、安心して聞ける音だと思います。
<CG>
原画はヨネ氏。
顔の造形などはややシンプルですが、絵柄自体はオーソドックスだと思います。
どちらかといえば、表情のつけ方などは漫画的な部分もあり、あまりエロゲーの絵と言う感じでは無いですので、そういった点は好みが分かれるかもしれません。
ただ、同じくヨネ氏が手がけた「家飛-カットビ!-」の時もそうですが、顔と体のバランスが悪い絵が幾つか見受けられます。
また、安定感のなさも相変らずでアングルや表情によっては微妙に別なキャラに見えてしまうこともあります。
塗りはどちらかといえばシンプルな感じですね。
ややアニメ調であっさりしているのでもう少し陰影をつけてもいい気もしますが、原画の絵にはあっているのかな、と。
ただ、絵の線もシンプル、塗りもシンプルなので、少しベタっとした感じで見えてしまい、絵が平面的に見えてしまうのも確かだと思います。
背景はそれに比べると陰影の付け方もしっかりしていて良い感じですね。
ただ、全体に光沢抑え目で地味目なので、アニメ絵&塗りなキャラクターの立ち絵、イベント絵とは浮いて見えてしまうことも…。
立ち絵のバリエーションは割合多く、フードをかぶって変装するシーンなどもきちんと立ち絵に反映されており、悪くないと思います。
また、立ち絵には目パチ口パクが効果として付けられています。
イベント絵の総数は、差分を除いて、90枚弱です。
<Hシーン>
数的には、各キャラ純愛1、バッドエンドの凌辱1、3Pや触手などが2、3個づつと言ったところでしょうか。
ただし、当然ながら3Pなどはかぶる部分もありますので、総数は28程度。
また、純愛1、凌辱1以外の部分は、シチュエーション的にはペッティング、3Pやオナニー、レズ等色々ありますが、尺も短めですし、最後まで行かないシーンも多いので、オマケ程度に捉えていた方がいいかと思います。
メインとなる各キャラ2づつ配置されているHシーンもそれほど濃いと言う感じは受けず。
純愛Hシーンはヒロインのセリフやあえぎは少なめで、折角の声優陣を活かしきれていない感じを受けるのは残念です。
シーン自体短めですし、話的には常にエンディングでと言う感じになります。
その為、前のシーンから少し時系列的に空いてしまう為、感情移入もしにくいのです。
シナリオ的にも必然と言うよりは、なんとなく入れたようなものもあり、実用性とシナリオ上の必然性とどちらの観点から見てもやや厳しい評価とならざるを得ないです。
凌辱シーンは主人公の目の前で複数キャラにヒロインが犯されるというシチュエーションはなかなか良いと思いますが、こちらも尺が短めなのは残念なところ。
また、根本的に、こちらのシーンは見るのが面倒と言うこともあります。
正直手間に見合うとは思えないわけですが…。
ま~、Hシーンは数や絵ほどには期待してはイケナイと言うことで^^;
ボイスが良いので絵がツボに入れば短めでも良いと言う方以外には厳しいかと。
正直、この部分を「売り」にするのは厳しいですね。
<感想>
このゲームの世界観では「長寿と不老の祝福」と言うものに国全体が包まれているそうで、主人公60歳以上らしいです…。
ということはそれと同年代のヒロインたちも軒並み…ってことですね…^^;
いや、まぁ、だからどうしたと言われればそれまでですが、チョットツボでした。
さて、肝心のゲーム本編のシナリオですが、構成的にはなかなか面白いといえるかもしれません。
割合多くのヒロインが現れますが、それぞれの立ち位置が全く違うために、最終的に現れるシナリオ的な問題、ファンタジーでのいわゆる「世界の危機」と言う奴ですが、これに対しての立場が違い、最終的には対立軸になってしまうという感じの構成です。
(分かりやすいネタバレ)対立軸の関連でヒロイン同士が殺しあう展開(終了)
そのため、いわゆる世間的にはノーマルエンドやバッドエンドとされるような終わり方が多いです。
なので、物語でくらい幸せな終わり方を見たいという方には全くお勧め出来ません。
もっとも、私個人としてはそれはどうでもいいことで、むしろそう言ったことが緻密に描写されていれば名作と呼ぶに相応しいと思います。
しかし、これに対して説得力に欠ける面があるのも残念なところ。
一つにはヒロイン同士の関係性が、個対個の粋を脱していないこと。
最終的な対立軸である、出自や育ちによる誤解などといった描写がなく、後半の展開が分かりにくいです。
また、どのルートに通っても同じような展開になるのもそれに拍車をかけています。
大きな対立軸のどちらに乗っても展開がほぼ同じと言うのは……。
また、それぞれのキャラクターイベントもそれほど多くなく、個性として経つところまでいっていないようにも思えます。
割合一つ一つのイベントが大きな展開の共通パートにぶつ切りで挿入されるような感じなので、全体を通した一貫した姿勢というのが見えません。
説明不足と言うか、イベントごとに比較的キャラの立ち位置や他キャラに対するスタンスが大きく変わっていたりして混乱を招きやすいと思います。
結局、キャラごとにスタンスやシナリオの立脚点が違う割に、シナリオ自体は似たような展開と共通パートが多いことで反発しあっているような気がします。
シナリオ展開を絞るなら、キャラクターは比較的同じ立ち位置のほうが良かったと思いますし、反面キャラ毎の立ち位置を広げるならば手抜きせずにそれぞれのシナリオをきちんと構築すべきではなかったでしょうか?
結局、シナリオ的にもシステム的にも何処に力点をおきたいのか判らない作品となっています。
科学と魔法の並立という世界観は(ありがちとはいえ)設定としては魅力的ですが、それを生かす世界とシナリオを構築出来ず、キャラクター造形はオーソドックスながらまとまっているとはいえ、その魅力を生かすシーンやテキストが足りず、Hシーンも数とシチュのバリエーションはあってもそれぞれの長さや濃さは今ひとつ、戦闘シーンは結局単純作業の繰り返しでゲーム性を挿入できずと、どの要素においても中途半端に終わっている気がします。
どういうゲームが作りたかったのかは残念ながら窺い知る事が出来ませんが、どこかきちんとゲームとしての「力点」をはっきりして、そこを重視したつくりにすれば良かったのではないかな、と思います。
う~ん、微妙に薦め難いゲームではあるのですが、あえて言うならこういう魔法と科学の両立みたいな世界観が好きならば、世界観はソコソコ魅力的です。
声優さんもいい感じだとは思います。
それ以外では……タマには地雷も踏んでみたいという人にオススメ?
<10点満点での総合評価>
3.5点
シナリオ派の方にも、Hシーン重視の方にも、ゲーム性重視の方にもお勧め出来ません……。
お気に入りのキャラ:ゼヒテル…マッドサイエンティストな喋りはなれるといい感じです。
最後に一言:「Q'tronがシナリオを手がけるエロゲーって毎回主人公のキャラ立ちが微妙な気が…。」
<review by たろんなーどさん>
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カテゴリー:「は」美少女ゲーム
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