IZUMO2(7.5)
2008年08月17日
| ▼ タイトル | IZUMO2 |
|
| ▼ ブランド | Studio e・go! | |
| ▼ ジャンル | RPG | |
| ▼ 対応OS | Win98SE/2000/Me/XP | |
| ▼ メディア | CD-ROM / DVD-ROM | |
| ▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) / 税込\11,340(税抜\10,800) | |
| ▼ 発売日 | 2004/07/30 | |
| 【CG観賞モード】 | あり | |
| 【シーン観賞モード】 | あり | |
| 【BGM観賞モード】 | あり | |
| 【メッセージスキップ】 | あり(未読・既読判別なし) | |
| 【メッセージ履歴機能】 | あり(音声リピートなし) | |
| 【オートモード】 | あり | |
| 【ヒント機能】 | なし | |
| 【セーブ数】 | 20+1(オートセーブ)個 | |
| 【エンディング数】 | 5個 | |
| 【ディスクレス起動】 | -- | |
<ストーリー>
私立出雲学園に通う八岐猛(やぎ たける)は天涯孤独の身ながら、親友であり剣道のライバルでもある大斗剛(やまと たけし)、そして幼馴染みの白鳥琴乃(しらとり ことの)、明日香(あすか)の姉妹など多くの人々に囲まれ幸せな日々を送っていました。
ある日、剣道の全国大会への出場者として猛が選ばれたことで問題が起こります。
実力的にもてっきり剛が選ばれると思っていた猛は、彼に出場権を譲る意志を示しますがそれがかえって剛の心を傷つけます。
そんな気まずい雰囲気の中、突如として襲った地震と共に出雲学園は一変してしまいます。
教師や学生たちは姿を消し、学舎はツタで覆われた廃墟と化し、いたるところを見たこともない怪物が徘徊しています。
やっとのことで仲間たちと合流し、琴乃と剛を襲っていた化け物も倒しますが、その瞬間まばゆい光と共に二人は消えてしまいます。
消えてしまった麓の街、そして猛たちの前に現れる古代衣装に身を包んだ人々。
やがて彼らは、2つの世界をめくる物語の中に巻き込まれてしまったことを知ることになります。
果たして猛たちは元の生活に戻ることが出来るのか。
姿を消してしまった剛と琴乃は一体どこに…。
このホームページはStudio e・go!より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はStudio e・go!に帰属します。
<概要>
Studio e・go!のRPG「IZUMO」(以下、前作)の続編。
古代神話の異世界を舞台に、人間と魔物との戦いに巻き込まれた主人公八岐猛(やぎたける)と、親友大斗剛(やまとたけし)二人の少年の生き方を描いたRPG。
<システム環境>
プレーのためにかなりのハイスペックを要します。
プレー前に念入りなスペック確認と、公式サイトの体験版をやることを強くお勧めします。
スキップに未・既読判定の無いのとセーブ数がやや少なめなこと以外は、使いやすいシステムです。
特にRPGパートの操作性が前作より格段に上がったのは評価出来ます。
上記に書いた通り、ハイスペック要求なので、ギリギリの環境だといつフリーズや強制終了が起こるかわかりません。
その為、オートセーブ機能は非常にありがたいでしょう。
<音楽・音声>
全22曲(歌1曲)。
ボリュームやジャンルがPRGであることを考えれば、もう少し数が欲しいところですが、一つ一つの出来は上々だと思います。
静か和風の音楽、明るい学園もの、RPGらしいファンタジー調、そのシーンでの世界観によって使い分けているところも良いです。
音声は女性はもちろん、主人公、男性陣に至るまでフルボイス。
演技自体は良いのですが、収録状況が悪いのでしょうか?キャラによって音声の大小と抑揚にかなり差があります。
その為、誰か一人が極端にうるさく聞こえたり、逆に一人だけまったく聞こえなかったりすることが多く、残念です。
(サクヤと麻衣あたりが特に…)
キャラの個性化を図った結果ですから、仕方が無いことではありますが、プログラム時にその辺の音量を調節するか、あるいは設定に各キャラの音量が調節できる機能をつけていればもっと良かったと思います。
<CG、演出等>
原画担当はStudio e・go!の看板ゲンガー山本和枝女史。
いつものことながら抜群の美しさとクオリティを誇ります。
CG数も127枚(差分込み約300枚)と十分な数で文句ないです。
ただ、あまりに綺麗過ぎるのでHシーンがかえってエロく無くなるという副作用も^^;
(TITANS:いやいや十分エロいです^^;)
RPGパートの3D部分もエロゲーの中ではかなりの出来。
さすがに最新のプレイステーション2のRPGに比べれば劣りますが、これはこれで味があって良いのではないでしょうか。
戦闘時のエフェクトもかなりの迫力で見応えあります。
ただ、精霊のエフェクトが少々長く、精霊を多用する後半、戦闘のテンポが少々悪くなるのが少し残念です。
あと各キャラの最強技や重要ボスの大技の時にカットイン(キャラクターの絵のアップ)を入れるとより迫力が増して良かったのではないかと思います。
<内容>
古代日本神話の世界を舞台にしたRPGです。
オーソドックスなRPGですが、パーティーが主人公以外全員美少女なのと、守護神(いわゆる召喚獣)も全員女性で、仲間にするときに契りを交わさなければ(Hしなければ)ならない、という設定がなんともエロゲーらしくて良いかと^^;
ゲームの流れはADVパート⇒RPG(ダンジョン探索)を何回か繰り返しながらストーリーを進めて行き、その後攻略ヒロイン決定⇒最終決戦⇒エンディングという流れになっています。
RPGパートが前作同様ダンジョン探索に限られ、町や村(このゲームでは集落というほうが適切ですが)、フィールド上を歩き回れなかったのが非常に残念。
コンシューマー、エロゲー問わずRPGの核となるのは「冒険」だと思うので、せっかく「現代の学生が古代神話の世界に迷い込む」という設定なのですから、もっとその世界観をプレーヤーに味あわせ、冒険させて欲しかったと思います。
そのためにはやはり、集落やそこに住む人々と、触れ合う機会は必要だと思います。
操作性においては、前作でマウス操作だけだったのが、キーボード操作も可能になり、操作性が格段に上がった点は非常に嬉しかったです。
戦闘はオーソドックスなターン制(ドラゴンクエストと同じです)。
属性(火・水・木・金・土の五種類、妹とか幼馴染とかのことではありません^^;)をもつキャラを一定の順序で攻撃させると、攻撃力が上がるコンボシステムと、敵を倒すと手に入り、装備にはめ込こむことで能力アップや呪法(魔法)習得を行う勾玉が大きな特徴です。
一見複雑そうですがすぐに慣れます。
前作とほとんど変わっていないのは意見の分かれるところでしょうが、操作性や細かい点は改善されてますし、前作からの雰囲気を継ぐという視点から、個人的にはあえて変更しないのは評価したいと思います。
難易度はそれほど高くありません。
結構簡単にレベル最高値まで上がりますし、少しでもコンシューマーRPG経験のある方なら簡単だと思います。
プレー時間は全シナリオコンプリートまで20時間位。
ストーリーは、異世界に迷い込んだ主人公たちが人間と悪霊との戦いに巻き込まれていく話です。
斬新な展開は無いものの、大きな矛盾もなく全体の流れは非常に良いものだったと思います。
ただ、個々の場面の描写があっさりしすぎていたことが非常に残念でした。
世界観、キャラ、ストーリー展開の基本設定はせっかく良いものを持っているのだから、それをもっと個々の場面で強調するべきだったと思います。
大斗剛の心情変化とか、敵方の人間関係とか、ヒロインそれぞれの悩みや問題とか…、掘り下げようとすればもっと掘り下げれるものをあっさりと終わらせるのはあまりに勿体無いです。
前作よりは幾分マシになりましたが、まだまだ足りないと思います。
本作は前作から20年後が舞台であり、完全な続編です。前作のキャラや設定、ネタなんかがジャンジャン出てくるので、前作プレーを強くお勧めします。因みに前作のアマテラスエンドの続きになっています。他のヒロインがお気に入りの方にはちょっと残念ですが、(七海好きの筆者も残念です)続編モノの宿命ですし、仕方が無いでしょう。
本作はCDとDVDがありますが、DCD版には前作の完全版がついてきます。
CD版より定価で2.000円ほど高いですが、前作の通常版買うよりは安いので、未プレーでDVDが大丈夫な方はDVD版をお勧めします。
逆に既に前作プレー済みの方は、完全版といってもCGとイベントがちょっと加わった位で、後はほとんど変わってないらしいので(筆者も完全版で始めて前作をプレーしたので詳しいことはわかりませんが)CD版で十分でしょう。
<キャラクター>
攻略ヒロインは5人。
王道でお約束な設定が多いものの、それぞれしっかりとキャラは立っています。
守護神達や敵方といったサブキャラも皆個性がしっかりとあって、男女問わず魅力的です。
ストーリーで強調してもらえなかったのが本当に残念。
以下主要キャラを紹介
・八岐 猛(やぎたける)
主人公。
前作の主人公同様、美形だがおバカでスケベ、ストーリー開始からモテモテで、朝は可愛い妹キャラに起こされ、食事は学園のマドンナの手料理、学校に行けば可愛い幼馴染が抱きついてきてくれて、昼は屋上で才色兼備な生徒会長とお弁当、とエロゲー主人公の特権をフル活用しています。
美形な点を除けば典型的なエロゲー主人公ですが、顔も声もちゃんとあるので印象には残りやすいでしょう。
・大斗 剛(やまとたけし)
猛の親友にしてライバル。
容姿端麗、成績優秀、剣道の腕は学園一、性格は真面目で繊細、家は大金持ち、と非の打ち所の無いパーフェクトボーイ。
主人公の親友というとイロモノが多いエロゲーにおいて(筆者の偏見?)彼のようなタイプはかえって新鮮でした。
ある意味本作一番のキーマン。
彼の心情変化と成長はこのゲームで最も重要なテーマの一つです。
それゆえストーリーでもっと強調すれば、さらにいい作品になったと思います…。本当に残念。
異世界の戦場でも学ランのホックをなぜかきちんと締めている、というのは突っ込んではいけないところでしょうか^^;?
・白鳥 琴乃(しらとりことの)
猛と剛の幼馴染で、学園のマドンナ。
容姿端麗、成績優秀、優しくておしとやか、家事は上手だがちょっと病弱…と、まさに超正統派のヒロイン。
その割りに目立たない気もしますが…。
戦闘における彼女の能力はかなり特殊で、彼女をどう使いこなすかで後半の難易度と戦闘時間は変わってきます。
・白鳥 明日香(しらとりあすか)
琴乃の妹で弓使い。
明るく元気で、朝は必ず起こしてくれて、主人公の呼び方はもちろん「お兄ちゃん」、と典型的な妹キャラ。
こんな可愛い子ならボディプレスも我慢できます!(むしろしてほしい?)
主人公のことで姉に劣等感を抱いてるのもまたお約束。
これが彼女のシナリオのテーマでもあるのですが、あっさり解決してしまうのは物足りませんでした。
「君が○む永○」程のインパクトを、とは言いませんが「お兄ちゃんは私のものだもん、お姉ちゃんなんかには渡さない!」くらいは言って欲しかったです。
・逢須 芹(おおすせり)
前作のヒロイン、塔馬美由紀の娘(父親が誰か気になりますが^^;)。
アメリカから帰ってきた幼馴染。
強気で積極的な性格だが、猛が自分のことを忘れてたのでやや不器用になってしまうのが何とも可愛い^^;
戦闘においては最強の攻撃力を誇り、拳で真剣を使った猛以上のダメージをたたき出す最強の格闘家。
彼女のパワーにはどのプレーヤーもお世話になるでしょう。
・北河 麻衣(きたがわまい)
猛のクラスメートで、学園一の優等生。
いつも無表情で、しゃべり方も無感情、その分時々見せる笑顔や照れた顔がものすごく可愛い、クールビューティを地でいく方。
やはり彼女のシナリオもあっさりと終わります。
最終ダンジョンのイベントにも絡むものなのですが…設定を活かしきれていないという感じが物凄くします。
・佐久夜(サクヤ)
前作のヒロイン、アマテラスの娘。
母親似の清楚な巫女さんだが、性格はお転婆。
巫女装束もいいですが、個人的には水着や現代の服装の方が気に入ってます。
彼女の関連するイベントは前作のアマテラスをなぞらえたものが多く、前作ファンはニヤリとすることが多いでしょう。
Hシーンは必見で、非常に美しい絵と背景、まさに「契り」という言葉がぴったりです。
エロゲー的なエロさは薄いですが、美しく、まさに本作に相応しいシーンでしょう。
<エロ>
Hシーンは5人のヒロイン数回と、守護神を仲間にするときに契る一回の計20回くらいです。
決して手を抜いてるわけではなく、声優の演技、効果音、CG、どれもきっちり仕上げています。
しかし、まず山本和枝さんの絵が美しすぎるので、かえってエロが感じにくくなります^^;
またシチュエーションが、桜花舞い散る夜だの、月明かりが照らす清めの泉の中だのやたらと文学的なものが多く「セックス、H」というよりはまさに「逢瀬、契り」という感じです。
よっていわゆる「エロゲーで期待するエロ」はありません。
とはいえ、このゲームの世界観には非常にぴったりとくるものなので、一見の価値はあると思います。
前作に少しだけあった触手、陵辱の類は今回は一切ありません。
あと男性にも声があります。
男性の声をHシーンの時だけOFFにすることも可能ですが、せっかくですから男性の方も聞きましょう。
Hになると猛の声が妙に気合入っていると感じるのは筆者だけでしょうか?
<10点満点での総合評価>
7.5点
エロゲーにおいてはまだまだ未開拓なRPGを積極的に作った姿勢と、実際きっちり仕上げたことは評価できます。ただ、RPGならではの面白さやストーリーにまだまだ改良の余地があるので、この出来にしては厳し目ですが、エロゲーRPGの担い手として、「ランス」のアリスソフトとともにこれからへの期待もこめて、この点数(偉そうなこと言ってすいません)。
とはいえメーカーおよび前作ファンには間違いなくお勧め、単純なADVエロゲーに飽きた方も是非プレーしてみてください。
お気に入りのキャラ:逢須 芹…彼女に抱きつかれてる猛を羨ましいと思ったのは筆者だけではあるまい…。
最後に一言:「エロゲーRPGの未来は貴社にかかっています。これからも応援してます♪」
<review by GPさん>
タグ
2008年08月17日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:「い」美少女ゲーム
トラックバック(0)
http://god.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/1128

