マブラヴオルタネイティヴ(7.0~9.5)
2008年02月11日
| ▼ タイトル | マブラヴオルタネイティヴ |
|
| ▼ ブランド | アージュ | |
| ▼ ジャンル | あいとゆうきのおとぎばなし | |
| ▼ 対応OS | Win98/ME/2000/XP | |
| ▼ メディア | DVD-ROM | |
| ▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) | |
| ▼ 発売日 | 2006/02/24 | |
| 【CG観賞モード】 | なし | |
| 【シーン観賞モード】 | なし | |
| 【BGM観賞モード】 | なし | |
| 【メッセージスキップ】 | あり(未読・既読判別あり) | |
| 【メッセージ履歴機能】 | あり(音声リピートあり) | |
| 【オートモード】 | あり | |
| 【ヒント機能】 | なし | |
| 【セーブ数】 | 最初10個。以降10個単位で増加(110まで確認) | |
| 【エンディング数】 | 1個 | |
| 【ディスクレス起動】 | 不可 | |
㌧砲LOWさんのレビュー
<購入動機>
前作を発売日に買った古参人です。
延び延びになりましたが、まぁどんな内容にしろ自分にケジメを付けたいなぁ、と思い購入しました。
後はエロゲーマーとしてやはり話題作に手を出しておこうかと^^;
<音楽・音声>
声優さんの演技は素晴らしいの一言です。
人気・実力派声優さんを起用されているだけあって、圧倒されるシーンが多々ありました。
音質もクリアで大満足です。
効果音・音声を立体的に聞こえるようにする、なんちゃってサラウンド(?)みたいな機能があります。
(ONにするとかなりのCPU処理能力を要求されますが、それを差し引いても聞くべきです)
音楽も文句のつけようが無い感じです。
ここはいつも良い仕事をされます。
単体で聞いても、問題ないです。
ボーカル曲は、いつもの栗林みな実さんとJAMProjectさん。
ゲームの雰囲気そのまま、さらに盛り上げる感じです。
CG等との相乗効果も上手く使っており、聴き応え抜群です。
ただ…、個人的には挿入曲に栗林さんの新曲もあったら嬉しかったかなぁ…。
<感想>
どんなものかと心配していましたが、意外にも(^^;)素晴らしい出来ではなかったかと思います。
延期に延期を重ね、前作から2年という時が経ってしまったという遺恨(?)を捨てて、素直にプレイできるか否か。
これが最大のポイントでしょう。
物語を素直に受け入れると、心にぐっとくるものがあります。
一部コミュニティで「グロあり」といったネタバレが出ていましたが、それ自体が目的ではないし、話の流れの中では(衝撃的だったけど)さほど気にはなりませんでした。
特筆すべきは演出面でしょうか、この域まで立絵だけで表現しきるのは立派です。
シナリオも上手いのは当然ですが、物語へ引き込む力が凄く、演出面の凄さもあって素直に感情移入できます。
あと、戦術機のコクピットからの一人称視点も凄く、発射される弾丸の数分弾数のカウントが減っていったりと相当作りこまれており、今あるAVGのシステムとしては最高峰ではないかと思います。
気付けば手に汗握ってたりしましたし^^;
シナリオは前作で張り巡らせていた伏線がちゃんと回収されており、納得できる出来でした。
ただ、説明的な部分を思い切ってカットしても良さそうなところはあったかもしれません。
(なにぶん、長いシナリオなので…)
最後に、この物語の真骨頂はやはり最終章なんだと思います。
主人公白銀武(そしてプレーヤー)の長い旅、各々の決意、苦悩、そして壮絶なまでの生と死を乗り越えて、「ああ、最後に辿り着くのはやっぱりソコなんだな」といった感じです。
EDロールはもちろんアノ曲で、ちと感無量…。
正直ズルイです。泣きを誘うのが見え見えですが、やっぱり泣いてしまいます。
何も考えず素直に物語に身を委ねられる人は特に楽しめると思います。
あ、当然のごとくエロシーンには期待しないでください。
2箇所しかなく、エロさもないです。
きっぱりとあきらめてください、返って潔いくらいないですから^^;
<10点満点での総合評価>
9.5点
甘いですかね^^;
でも気付いたら、どっぷりハマっていましたから^^;
延期を重ねただけのことはある、妥協を許さないつくり。
シナリオ・CG・BGM・歌・演出、すべてにおいて標準を遥かに上回る出来。
その相乗効果により圧倒的な存在感を誇ります。
ただ…、シナリオ(文章)の長さについてこられる人が前提。
途中で投げ出す人にはかなり評価低いでしょう。
出来がいいのでゲームの方で引っ張っていってくれますが…。
そして、CG・シーン・音楽がないのは痛いです。
(シーンといってもHシーンは2箇所だけですが^^;)
綺麗なCG・素晴らしい音楽…回想したかった…。
お気に入りのキャラ:鑑 純夏
最後に一言:「純粋に最後まで辿り着けて良かった、そんな“あいとゆうきのおとぎばなし”」
ATFさんのレビュー
<購入動機>
前作マブラヴのファンでしたので。
購入理由はそれで十分です^^;
<ストーリー評価>
プレイ時間で言えば一本道ストーリーとはいえ、かなりかかります。
私は平日4日間の睡眠時間を削り、休日の半日を費やしてクリアに至りました^^;
時間数でいえば30時間は軽くオーバーしています。
私は声を途中で止めたりしながら進めてもいたので、声を全て最後まで聞きながらプレイするともっとかかるのではないかと思います。
それほど壮大なスケールで展開するストーリーでありつつも、途中で飽きて別のゲームに浮気、ということがなかったのはさすがの一言です。
むしろ、プレイしてる時に切り所、つまり「今日はここまで、続きは明日やろう」とプレイを中断する個所に出会えなくて、「ぬぅ、これでは寝れない…」と思うほど「引き込んで読ませる」ストーリーでした。
ただ、小難しい理論の説明などがそこそこ多くあり、苦手な人には少々キツイかもしれません。
<エロス>
エロスは期待しない方がいいでしょう。
何人かの登場人物と仲良くなって…などという展開がない以上、望むべくもないです。
一応個数としては2。
ネタバレしないようにややボカすと、特殊が1純愛が1です。
回想機能がついてませんので、何かの際には(?)そのシーンに入ったらセーブするのが良いかと。
<音楽・音声>
音楽は前作の使いまわしのものもあります。
しかし、前作からかなりな日数が経っていることが幸いしてか、それに対しての不快感はありませんでした^^;
曲の使い所もしっかりしていて、違和感を感じるところはなかったです。
個人的にブリーフィング中に使われる音楽が、その場面と一番マッチしているようで印象に残っています。
歌はあのJAMPROJECTを起用した、かなり豪華なモノに。
曲調はアツくて好きですが、個人的な好みで言えばあまり…。
音声に関してはかなり優秀ですね。
役者さんがウマいということは勿論ですが、その声を、立ち絵に合わせた位置から流すという機能をゲームに導入したのは素直にスゴいと思いました。
ヘッドフォンで聞かないと分かりにくいのかもしれませんが、主人公を真中として、右にいるキャラが喋るとヘッドフォンの右側からそのキャラの声が聞こえ、左にいるキャラが喋ると左側から音が聞こえると言う、臨場感がでるシステムを搭載しているようです。
ただ、音質が一定していないような気がしました。
クリアに聞こえていた声が次のセリフでやや音質を落としたような声になったりしたのが気になりました。
<演出>
スゴく動きます。
2Dの絵を画面上で動かすので、時折どうにもショボい感じを受ける時もあるですが、それでも演出としてはかなりなものかと。
戦術機と呼ばれるロボ的なモノに乗り込んだときのコックピット画面なども精密に作られていて、臨場感・リアル感を出すのに一役買っていました。
<感想>
前作のマブラヴに少なからずの興味を抱いたのならプレイをオススメしたい一品です。
何やら「???」だった前回の謎が明らかになります。
さらに、軍人のアツい生き様・散り様が好きな人(?)にもオススメしたいです。
「自分の命と引き換えに、より良い可能性がある未来を他の者に残す」
「そうして散った先達を誇り、泣いて悲しまずに笑ってその生き様を話す」
そんなキャラ達に思わず敬礼したくなります。
そういうのが好きな私には大変グッとくるゲームでした。
ヘタな映画等よりよっぽど良いストーリーで、涙腺も何度も緩みました。
色々言われてるらしいグロ要素ですが、確かに絵はグロいです。
今でも思い出せます。あの絵は力入れすぎです。
しかし当然、グロいのがメインではないですので、グロ耐性がそこまで高くなくても大丈夫かとは思います。
まぁ、ダメな人はダメでしょうけど、一応は18禁ですし…。
ただ、何せその瞬間だけでなく、その後の場面でも何度もフラッシュバックイメージとしてその絵が出てきますからねえ^^;
しかしながらその絵をそこで出すことで、大半のゲームプレイヤーはその一瞬、主人公の思考と限りなく近づくのではないでしょうか。
少なくとも私はシンクロしました。
それを狙ってやったのか、そうでないのかはわかりませんが、狙ってやったのならそれを考えた人はさすがというか、陳腐な表現で恐縮ですが神じゃないかと思います^^;
<10点満点での総合評価>
9点
甘いと言われようがなんだろうがこの点数。
結構妥当と思いますけどね^^;
-1点分はネタバレにつながるので一番下に。
<以下ネタバレ>
-1点分は、ENDのもの足りなさです。
本編のあの死闘、苦悩、散った命、そういうのを見せた上であの普通と言えばあまりに普通なENDはちょっと拍子抜けかなぁと。
とはいえ、本編のあの重さを見たからこそ、その普通がどれだけ大切で貴重なものか、と言いたかったのでしょうから、さして大きな減点とは思いませんでしたが…。
とは言え、やはり最後まで完璧を目指して欲しかった…。
贅沢な悩みですけど、ageに対してはその能力がある分、思わず言ってしまいます。
お気に入りのキャラ:綾峰慧…最終シーンの彼女はもうΣd(T-T)
最後に一言:「時間に追われている人にはあまりオススメできない作品です^^;」
べるさんのレビュー
<購入動機>
さんざん待たされましたね~^^;
でも、マブラヴは紛れもなく名作だったと思います。
その完結を見るという意味で、外すことはできないタイトルでした。
<音楽・音声>
音楽は、これで文句を言ったら罰が当たるでしょう。
旧作から流用したものが多くあるものの、ボーカルトラックはお馴染みの栗林みな実さんに加え、影山ヒロノブや遠藤正明といったJAM
PROJECTの面々が担当。
これだけの熱いメンツが集められるのは、さすがにアージュの強みといったところです。
また、音楽に加え音声面ここも妥協しないアージュ。
声優さんの演技も相当のハイレベルにあり、この点に関して不満なことは何一つありません。
<CG>
マブラヴ(無印)と同様、Bou氏が担当。
しっかりとツボを押さえた、綺麗な仕事です。
ただ、塗りに関しては世界観を反映したのか、若干濃い目になった印象はあります。
まぁ、それを差し引いても原画・CG・塗り等々、良い仕事をされているなぁと感心します。
<感想>
先に断っておきますが、かなり辛口の意見になります。
まぁ、これも期待が大きかったという裏返しなのですが…。
プロットに関して悪いという気はありません。
シナリオの大まかな流れ自体は十分「面白い」と言えます。
その過程で多数のキャラが死に至るのも納得はいきます。
私の不満な点はもっと別のところにあります。
それについて少し解説します。
例えば、一般的なゲーム1本の分量が100あるとしましょう。
これを、5人のヒロインがほぼ均等配分して1人それぞれ20くらいのボリューム。
多くのゲームの「やりごたえ」はこんなものだと思います。
しかし本作の場合、ストーリーラインが1本しかない上、自他共に認める大作ときている為、ボリューム感は一人当たりで既に普通のゲーム1本分と言っても過言ではないと思います。
これでも、展開にきっちりメリハリがあれば「面白い」と感じられるのかもしれませんが、残念ながら私はそう思えませんでした。
なぜなら、そのボリュームの稼ぎ方の多くは、「主人公の身に降りかかった時空を巡る転移の『学術的な』解説」に拠っているから。
そうした解説が全部悪いとは言いません。
しかし、過剰な説明が「ウソっぽさ」を加速させてしまうのは良くあることです。
基本的に「事件発生」⇒「整合性を与えるための弁明」というのが「解説」の流れですが、これが「理屈の後付け臭さ」を与えてしまった感があります。
どんな著作物にも「ウソ」はあるもの。
ファンタジー世界を描いた作品に対して、魔法の存在に疑問を唱える人はまずいませんが、オルタはここを描写しすぎた結果、くどさが増してしまった感が否めません。
この点は、売りである戦闘シーンが豊富なことと同列に肯定できるものではないと思います。
確かに、シナリオが一本道であることは企画段階から漏れ聞こえてきていましたから、1周が非常にボリュームのあるものになるのは予想がついていました。
ですが、その膨らませ方はやや浅薄に過ぎたとわたしは考えています。
もうひとつ、各所で述べられているグロテスクなシーンに関して。
私は、この点も若干良くなかったと思っています。
主人公が文字通り「全てを失う」過程や苛烈な運命の中で、目を覆いたくなるようなシーンに直面するという流れは全く問題ありません。
が、問題はその描写の仕方の方です。
グロい表現を全否定する気は毛頭ありませんが、問題は「マブラヴを評価した層が頭部粉砕や触手を見せられて喜ぶのか」ということです。
別にプレイヤーに迎合しろと言っている訳ではありませんが、敢えてグロに走った積極的な理由が正直言って不明です。
結果的に、プレイヤーの予想を悪い意味で裏切る結果になっているのではないでしょうか。
別にグロ表現を使わなくても、アージュのシナリオ陣なら十分筆力で同等以上の効果が得られたと思うのですが…。
とはいえ、かなりリアルな描写がされるようになった「戦術機」(戦闘ロボット)や随所にちりばめられたアニメーション。
さらに進歩したrUGPの画像効果、影山ヒロノブの熱唱等々、好意的に映ったファクターもたくさんあります。
しかし、それだけの仕事が出来るという片鱗を見せながら、上記のような点があるということで、残念極まる感じです…。
<10点満点での総合評価>
7点
発売が散々遅れたことも評価の対象になっていますが、まぁ7点ぐらいの評価が妥当かと。
私は、アージュの「地力」を買っています。
だからこそ、これ以下の点はまずつかないだろうと思っています。
つまり、これは「アージュ作品に対する最低評価」に近いです。
「アージュの最高傑作って何?」
「決まっているだろう?次に出てくる作品さ♪」
と、言えるように期待しています。
お気に入りのキャラ:彩峰 慧…メインじゃなくて残念でした(つД`)
最後に一言:「これまでプレイヤーの期待をいい意味で裏切り続けてきたアージュ。
ですが今回は、裏切り方を模索するあまり迷走してやいませんか…?」
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2008年02月11日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:「ま」美少女ゲーム
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