みずのかけら-once summer of islet-ORIGIN(8.5)
2008年07月14日
<ストーリー>
高村 春は、東京に暮らすごく普通の少年。
夏休みをだらだらと過ごしていたある日、そんな春のもとに一通の手紙が届く。
手紙の差出人は坂森 まち。
水地島に暮らす、同い年のイトコからのものだった。
長らく会っていないイトコからの手紙。
春は、早速手紙の封を切ってみる。
すると……
中から滑り落ちてきたのは、何かの欠片のような物だった。
どうやら、手紙と一緒に入れられていたらしい。
同封されていたその物体を奇妙に思いながらも、床に落ちた欠片を拾おうと春が触れた、その瞬間……。
『お願い……探して……』
『コウの……祠を……』
春は、奇妙な幻覚と囁きかける声を聞く。
帰宅した母・美冬に声を掛けられて我に返る春。
一体、いまの幻覚は……?
訝りながらも、欠片と同封されていたまちからの手紙を開いてみると、そこには、水地島で毎年行われる水神祭の事や、その祭でまちが奉納の舞を踊る事になったという事、そして、祭を見に島に来ないかと誘う内容が書かれていた。
まちの誘いを受けた春は、一人、夏の水地島へと向かう事になる。
数年ぶりに訪れたその島で春を待っていたのは、島に未だ色濃く残る、蛟(みずち)と呼ばれる水神伝説の隠された真実と奇妙な因縁、そして、夏の島を舞台にした、幾つかの出会いであった……。
<キャラクター>
坂森 まち(CV:みすみ)
水地島に暮らす、主人公の従姉妹。
明るく元気、素直で優しいごく普通の女の子。
卒業したら島を出て東京の学校に進学したいという、ささやかな夢を持っている。
水恐怖症で時折異常に水を怖がるが、その理由は本人にも分からない。
7年前に起こったある出来事が関係しているようなのだが……。
屋久 香穂(CV:細田なな)
民俗学を専攻する大学生。
興味を惹くものがあれば東の果てでも西の果てでも、たった一人で飛んでいってしまう女性。
一見本能で動く猪突猛進型に見えるが、実は理論派で頭の回転が速い策略家。
しかしドジな一面がいつも肝心な時に出て、ピンチに陥る事も多し。
水神伝説に関しての情報を掴んでいるらしいが……?
葉月(CV:木村あやか)
春の前に幻のように現れる不思議な存在。
口数は極端に少なく、「……遊ぼう?」「……思い出した?」と、謎の言葉を繰り返す。
過去に春と会った事があるようなそぶりを見せるがその記憶は定かではなく、全てにおいて不可思議な女の子。
彼女は何を春に思い出させようとしているのだろうか……?
久喜 智治(CV:一一)
島の民俗資料館館長。
温厚で親切な人柄。
民俗史や郷土史に造詣が深く、水神伝説に関してもある程度の知識を持っているらしい。
暇をみては資料館を抜け出して、島の中に点在する歴史価値のある場所を訪ねるのがささやかな趣味であるとか……。
高村 美冬(CV:みすみ)
春の母親で美咲の姉。
本来長女の美冬が巫女のお役目を引き継ぐ筈だったのだが、生来の自由な性格から島に縛られる事を嫌い、その任を妹の美咲におしつけて自分は島を出てしまった。
現在は東京に暮らし、ばりばりのキャリアウーマンである。
坂森 美咲(CV:青柳うみ)
まちの母親で春にとっては叔母にあたる。
姉の美冬とは正反対のもの静かでおっとりとした性格。
祖母から巫女の代を引き継ぎ、毎年奉納の舞を踊るお役目を担っていたが、今年は足に怪我を負ってしまい、急遽娘のまちにその役目を引き継ぐ事になる。
まちの気持ちを慮ってくれている優しい母親。
坂森 貴博(CV:ミサイルγ)
まちの父親。
春には叔父にあたる人物。
島の役場に勤めている。
普段はもの静かで温厚な人柄だが、酔うと性格が変わるタイプ。
このホームページはnicoより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はnicoに帰属します。
<購入動機>
夏!田舎!純愛!原画担当たかみちさん!
これだけツボにはまる要素を持ちつつも、全年齢版に手を出す機会がなかったので、こいつはもう、やるしかねいと^^;
常々再販モノには否定的な立場をとってますが、今回は上記のような理由からほぼ即断でした。
<CG>
原画はたかみちさんが担当。
全年齢版のCGを継承しつつ、新イベントに合わせて十数点の新規CGを追加したそうです。
たかみちさんの絵柄は大好きで、特に本作のように夏を描いたものは秀逸。
清涼感のある独特の雰囲気がGOOD!
<音楽・音声>
15曲、うち2曲がボーカルトラックです。
こちらも多くは全年齢版から継承したようですが、BGMに3作の追加があったり、テーマ曲も1つ追加したりと…。
メインテーマも再録といいますから、音楽面はかなり力を入れていると思います。
音声も聞き応え十分!
過度な演出に偏らない、自然な演技に好感が持てました。
<シナリオ>
主人公の「高村 春」は、「水地島」という離島に暮らす従姉妹の「坂森 まち」に、水神祭への参加を誘われます。
このとき同封されていた奇妙な欠片に導かれるように起こる不思議な事件。
島に伝わる「蛟(みずち)伝説」の謎。
それと並行して描かれるいくつかの出逢い。
これらを巧みに絡ませながら、物語は進行していきます。
この蛟伝説の謎解きが比較的あっさりと終わってしまい、クライマックスも短時間で片付いてしまいますが、キャラクターの心情描写、性格面の書き分けはしっかりされていたので、短いなりによくまとまったシナリオだな、という印象は受けました。
<感想>
このゲームは2002年夏に発売されたノベルAVG「みずのかけら」を、全キャラフルボイス・18禁仕様にしたものです。
18禁シーンのシナリオ追加や、新作イベントシーンの新規描きおろしCGが追加収録されています。
購入動機で触れた通り、本作はほぼ完璧に「俺の好み」をそのまま具現化したようなゲームです^^;
そういう意味では非常に主観的な評価ですが、大変面白かったです。
ほのぼの純愛ストーリーに伝奇的な要素を含ませた構成ですが、そのあたりの筆力も高く、とても「良く出来たゲーム」だと思いました。
特にメインヒロイン・まちとの心温まるほのぼのしたシーンはたまらないものがあります。
プレイ時間は短めです。
1ルート攻略するだけなら3~4時間といったところでしょうか。
選択肢も少なめなので、必然的に「早めにルートに入って、あとはしっかり読む」といったプレイ形態になります。
ただその分、やや説明不足と感じるところがあったのも否めませんが…(上記シナリオ欄参考)。
一応「お手軽なボリューム」とまとめておきましょう。
最後にえっちぃ関係。
うーん、やっぱり薄めですねぇ…。
(まぁ、エロエロのぐちょぐちょだと作品の雰囲気を壊してしまう訳ですが^^;)
展開からしても、あくまで追加、という感じです。
今回こうして18禁にして出してるわけですが、エロに期待して買うゲームではないです。
<10点満点での総合評価>
主観バリバリに含ませるなら9点。
それを差し引いても十分8.5点はあると思います。
(値段も5800円とお得です!)
但し、全年齢版をプレイ済みの方はその限りではないでしょう。
ともあれ、本作だけを見れば十分に良作の部類ではないかと…。
この夏ほのぼのとした雰囲気をお手ごろ価格で味わいたいなら是非に♪
お気に入りのキャラ:坂森まち…「フツーの素直な女の子」は可愛いですねぇ^^;
最後に一言:「“てんしのかけら”もこんな感じで再販されるのでしょうか?」
<review by べるさん>
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2008年07月14日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:「み」美少女ゲーム
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