ナイトウィザード~魔法大戦~(6.0)
2008年09月10日
| ▼ タイトル | ナイトウィザード~魔法大戦~ | ![]() |
| ▼ ブランド | RUNE | |
| ▼ ジャンル | エロゲーRPG | |
| ▼ 対応OS | Win98SE/2000/Me/XP | |
| ▼ メディア | CD-ROM | |
| ▼ 定価 | 税込\9,240 (税抜\8,800) | |
| ▼ 発売日 | 2004/06/25 | |
| 【CG観賞モード】 | あり | |
| 【シーン観賞モード】 | あり | |
| 【BGM観賞モード】 | あり | |
| 【メッセージスキップ】 | あり(未読・既読判別あり) | |
| 【メッセージ履歴機能】 | あり(バックログでの音声再生あり) | |
| 【オートモード】 | あり | |
| 【ヒント機能】 | なし | |
| 【セーブ数】 | 50個 | |
| 【エンディング数】 | 6個(BAD含まず) | |
| 【ディスクレス起動】 | 不可 | |
<あ・ら・す・じ>
主人公、夜ノ森優は輝明学園武蔵野校に通う平凡な学生だった。
しかしある日、謎の転校生に命を狙われることになる。
やがて主人公は自分の持つ「ウィザード」としての力に目覚める。
「ウィザード」、それは人知れず人間世界を狙う「エミュレーター」と戦う力を持つ者。
科学と言う名の常識では立ち向かえない敵と戦う力を得た彼の前に、多くのエミュレーターとウィザードが現れることになる。
<キャラクター紹介>
空穂 つぐみ(うつほ つぐみ)CV:清水 香
主人公のクラスメートで幼馴染。
ウィザードとしての分類は、世界そのものが生み出した「勇者」
主人公とは同年代だが姉ぶって料理や家事等の世話を焼く。
天緒 真白(あまお ましろ)CV:富永 理恵
主人公の暗殺指令を受けて学校に転校してきた少女。
薬物や機械によって戦闘のために特化した調整を施された「強化人間」
無口で無愛想なうえ、一般常識に疎い。
仁科 琴理(にしな ことり)CV:秋月 まい
主人公の命を狙うべく転校してきたが、記憶喪失になる転校生。
上古より日本を魔から守ってきた式神使い「陰陽師」
礼儀正しい性格だがおっちょこちょいで天然ボケ。
理理=御鶴木=ラファイエット(りり=みつるぎ=らふぁいえっと)CV:高奈 ゆか
主人公を消すべく派遣された転校生。
魔剣「クヴァルディースガルム」に選ばれた「魔剣使い」
勝気で態度も大きいが、正義感が強く、エミュレーターに敵意を燃やす。
夜ノ森 風音(よのもり かざね)CV:文月 かな
主人公とはなれて暮らす両親の元にいる主人公の妹。
優れた情報収集能力と素早い動きで戦場をかく乱する「忍者」
主人公のことが大好きで、おてんばな性格。
細 セイム(ささら せいむ)CV:大花 どん
先輩のお姉さま方にファンが多くいる美少年。しかし、その正体は…?
かつて神の手によって作られた人の護り手「使徒」
主人公とつぐみといつも一緒におり、気弱で控えめ。
夜ノ森 優(よのもり ゆう)主人公・リネーム不可
次々に命を狙われる以外は平凡な学生だったが、ウィザードとしての力に目覚める。
神の力を引き継ぎ、奇跡さえ我が物とする「大いなるもの」
このホームページはRUNEより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はRUNEに帰属します。
<システム周り>(ver.1.05)
修正ファイルがあります。
いろいろと修正箇所の多いゲームですので、きちんと当ててプレイしましょう。
ゲームシステムはカードバトル方式の戦闘+選択肢型のAVG。
カードバトルは負けると再戦闘で、勝たないと先に進めません。
これについては、OHPを参照して頂いた方が早いかと…。
ヒロイン達のユニットカードとアイテム・イベントカードを使って、エミュレーターを倒していくという割とよくあるカードバトル形式ではないかと思います。
このゲームの場合、ユニット数が行動力にダイレクトに反映するので、一度戦力バランスが崩れると一気に戦況が有利に傾いたりすることもありますが、全体的なバランスは悪くないです。
最初から最後まで、苦戦することはあっても、勝ち抜けるように出来ており、むしろ難易度としては低めな方だと思います。
ただ、2周目以降もカードバトルはスキップ出来ず、バトル自体は似たような展開なので、2周目以降は作業プレイになってしまいがちなのは欠点です。
2周目以降でSLGパートはスキップ出来るようにしないのであれば、もう少しバリエーションやクリア回数による特典などが目に見えてあると良かったかと思います。
もしくは、もう少し戦闘時のエフェクトをパワーアップさせるとか戦闘シーンを見て楽しめるクフなどがあっても良かったかな、と。
とはいえ、上で挙げたようにバランス自体はやや難易度低めでバランスが取れており、バランス調整に苦心の跡が見えるのは良い感じです。
繰り返しプレイへのあと一工夫があればなかなか高い評価を出来るのですが…。
惜しいですね。
AVGパートに関してはオーソドックスな選択肢型。
細かいシステム周りは上記参照。
基本的なところは抑えており、動作も軽快でとりあえず不満点はないです。
比較的プレイ時間が長めのゲームですので、ディスクレス起動が出来るとなお良かったかと思いますが…。
残念です。
とはいえ、オートモードの細かい速度設定や、バックログでの自動音声再生のON/OFFなど、比較的細かいところもコンフィグで変更出来、不満点はありませんでした。
プレイ時間は戦闘シーンを含めると1ルートあたり声を全部聞いて10時間前後。
選択肢はほとんどがキャラ名入りですので非常に分かりやすいです。
ただ、2キャラ1セットで攻略ルートが決定されているので、途中から登場するキャラについては、登場するのがどのルートか分かりにくいことがあります。
<音声>
女性のみフルボイス。キャストは上記参照。
ほかにサブキャラ担当として、鳩野比奈、星美智江(敬称略)が参加されています。
声自体はのキャスティングはキャラクターにあっていて良い感じですね。
ただ、全体的にやや演技過剰と言う気はします。
シナリオ的にあっているといえばあっているのですが、少し演技くささがあるときもありました。
特に真白役の声優さんは、カナリ「頑張って」いるのが見えてしまい、いかにも作った声に聞こえてしまうときがあるのは残念なところです。
とはいえ、それを除けば全体的にはいい感じでした。
<音楽>
全19曲、うちボーカル曲2曲。OP曲「青い星の上で」ED曲「いつまでも」(Vo.今井美里)。
OP曲の方はややアップテンポな感じですが、歌い手さんが少し苦しそうな感じました。
逆にEDの方は声もはまっていて、綺麗にED曲しているな、と言う感じでした。
ボーカルの方は、EDのような歌い方が向いているのではないでしょうか。
BGMは、電子楽器メインで比較的オーソドックスなゲーム音楽と言う感じです。
ただ、音楽の使い方がやや画一的で、場面にあってないかなと感じを受けるときもありました。
(特にAVGパートで……SLGパートは良かったと思います)
BGMの出来自体は悪くないと思うのですが、特筆するほどの曲もありませんでした。
<CG>
原画はうろたん氏。
絵柄的にはややロリっぽい絵柄と言えるのではないでしょうか。
目と口の描き方、表情のつけ方に少しバリエーションを感じませんが、絵柄的には悪くないです。
ただ、顔や体全体のバランスなどが一部崩れているように見えるのは残念な点。
立ち絵のポーズやイベント絵のアングルも少しワンパターンと言うか単調に感じる部分もありました。
CG全体からあまり「動き」を感じないので、今ひとつキャラが生きて見えないですね。
とはいえ、エミュレーター(怪物)の絵等は良いと思います。
反面、塗りは良い出来でした。
薄い影のつけ方などが丁寧で、全体なタッチも統一されており、光沢がきつすぎないので、全体として落ち着いて綺麗な印象を受けます。
背景もクオリティが高いです。
旧校舎の質感や空の描写も含め、非常にいい感じだと思います。
イベント絵や立ち絵と塗りのタッチが微妙に違いますが、それでも違和感無く見えていて、抑え目ながらキッチリと場面を作るのは、背景の鑑のような絵でした。
CG枚数は差分含まず、総計85枚です。
<Hシーン>
シーン総数21。攻略キャラに各2、それ以外はサブキャラとのHシーン。
基本的には主人公との合意Hオンリーです。
シチュエーション的にもほぼノーマルな1対1のみ。
2回戦に突入するシーンなどもあり、尺はカナリ長めです。
効果音などは無いですが、声優さんも頑張っていますし、悪くない出来です。
とはいえ、売りになるほどではないのも確かで、個人的にはシチュ的に代わり映えしない上に尺が長すぎて正直冗長な印象も受けました。
どちらかといえば唐突に入るシーンもあり、正直もう少しすっきりまとめた方が良かった様な気もします。
<感想>
何故かオフィシャルなどではほとんど触れられていませんが、この作品は原作付です。
エンターブレインから2002年に発売されたテーブルトークRPG「ナイトウィザード」の世界観を使ってシナリオが構成されています。
(参考:TRPGナイトウィザードオフィシャルサイト)
その昔、休刊になる前のE-LOGINで、何故かリプレイが連載されていましたので、そちらでご存知の方もいるかと思います。
とりあえず、全く知らなくても問題なくシナリオは遊べると思いますが、一部世界設定説明のために文章がくどくなっていたり、逆に専門用語が分かりにくく感じることもありました。
<キャラクター紹介>で書いた、「強化人間」とか「勇者」とかは、TRPGの方での職業ですね。
そのあたりは原作モノの難しさだと思いますが、正直に言えばこのゲームもその弊害を受けてしまっているかな、と。
反面、世界設定などはTRPGの方ですでにしっかり出来ていますので、全体を通して綺麗に世界観が構成されているのは良い点ではないでしょうか。
しかし、原作を知らないとご都合主義に見えてしまう部分もあり、そのあたりのバランス取りは難しいと思いますが、全体としてみれば知っている人も知らない人もそれなりに楽しめるという絶妙のバランスだと思います。
とはいえ、それは逆に言うと中途半端と言うことですが…。
TRPGのユーザーと、エロゲーのユーザーがどれくらいかぶるのかは判らないですが、むしろ一切知らないことを前提に作っても良かったかもしれません。
シナリオ展開自体は比較的オーソドックスな現代ファンタジーと言うところですが、クライマックスの部分で元の世界設定を知らないと判りにくい部分があるのは残念です。
とはいえ、エロゲー的ご都合主義で十分カバーできる範囲ではありますが^^;
ただし、基本的にシナリオは二人一組で、そのペアのシナリオは細部以外ほとんど違わない上、攻略キャラ6通りのシナリオの展開にもそれほど大きな差を感じないため、全体としてみると話にメリハリがないというか、それぞれのシナリオが通してみると似通っているように感じました。
…主人公を殺しに何人転校して来てるんですか^^;?
場面場面はきちんと起承転結があり、戦闘シーンもきちんと挿入される場所を考えられているので、1本のシナリオを遊ぶ分には良いのですが、全体としてみると今ひとつに感じられるのは残念なところ。
プレイ時間が割と長めなこともありますし、他のゲームや他の事をしながら1シナリオずつ間隔をあけてプレイするほうが良いかもしれません。
テキストに関してはやや誤変換が目立ったほか、笑いに関してもキャラクターによりかかり気味なので、その点、好き嫌いが分かれそうな部分かと…。
少なくとも日常会話においては比較的「萌え」的な要素を前面に押し出しているような気がします。
ただ、脱線しすぎずシリアス部分との兼ね合いは良いと思いますし、そういう意味でテキスト的にはいいメリハリがつけられていますね。
全体としてみると、バランス良くどの要素も欠点もあるけれど及第点と言う感じです。
ただ、SLGとしては物足りないですし、AVGとしてはSLGが飛ばせなかったりしますし、ややどちら付かずな印象を受ける部分はありました。
とはいえ、どちらもソコソコ良い出来ですし、原作は知らなくても楽しめますので、ライトなSLGがプレイしたいというのであれば、お勧めだと思います。
<10点満点での総合評価>
6点
バランスよく出来ているとは思いますが、今ひとつ「売り」にかける気がします。
お気に入りのキャラ:細 セイム
最後に一言:「TRPGって、最近は余り流行っていないイメージが…。」
<review by たろんなーどさん>
タグ
2008年09月10日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:「な」美少女ゲーム
トラックバック(0)
http://god.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/1148


