Reminiscence Blue(4.5)
2008年08月18日
<あ・ら・す・じ>
レミニセンスブルーは、古い洋館を移築して造られた、喫茶店兼、アンティークショップ。
ここは、ボク、弘海(ひろみ)のお気に入りの場所。
だって、ここにはあこがれの女性、沙織さんがいるから。
もちろん、それだけじゃないよ。
沙織さんの入れるコーヒーはとっても美味しいんだ。
沙織さんの入れてくれたコーヒーを飲みながら過ごす時間は、ボクにとって宝物のような時間なんだ。
そんなレミニセンスブルーで奇妙な事件が起こった。
夜中に、アンティークショップから人の気配がするって。
それを、不安に感じた沙織さんは、一週間、お店の手伝いをしながら住み込んで欲しいって言うんだ。
ボクは、あこがれの沙織さんや、アンティークショップの店員さんの春乃さんや、秋乃ちゃんと一緒に過ごせるから、かまわないけど…。
人の気配? 一体どういう事なんだろう。
<キャラクター紹介>
高原 春乃(たかはら はるの)CV:佐本 二厘
レミニセンスブルーのアンティーク部門の販売担当。
幼い頃に両親を失い、レミニセンスブルーで住み込みで働いている。
世話焼きでよく気がつく性格で、たった一人の家族である妹の面倒を見ている。
高原 秋乃(たかはら あきの)CV:茶谷 やすら
春乃の妹で、学生をする傍らアンティークショップの手伝いをしている。
やや子供っぽく甘えん坊な性格。
主人公・弘海の事を「ろみくん」といって慕っている。
寿 みやび(ことぶき みやび)CV:榎津 まお
秋乃のクラスメートで自称・美少女探偵の女の子。
好奇心が強く、なんでも首を突っ込みたがる。
今回もレミニセンスブルーにおきた事件を解決すべく勇んで乗り込んでくる。
御堂 沙織(みどう さおり)CV:一色 ヒカル
レミニセンスブルー全体のオーナーであり、喫茶店部門のマスターでもある。
優しく落ち着いた性格で誰からも好かれている。
成島 エリカ(なるしま えりか)CV:文月 かな
レミニセンスブルーのアンティークショップ部門の買い付けや経理を担当する女性。
もともとは沙織の祖父の秘書で、現在は買い付け業務などの為、殆どは外出している。
ダーク CV:津波 春人
大学で講師をしている、喫茶店レミニセンスブルーの常連の一人。
柔らかな物腰で女性受けは非常に良い。
レイ CV:大久保 けんたろう
レミニセンスブルーの周りに現れる謎めいた黒衣の男。
常にハナコという少女を連れており、死神を自称する。
ハナコ CV:理多
レイにいつも付きまとっているゴスロリ風ファッションの少女。
自分では「レイのお嫁さん」を自称しているが、まるで相手にされていない。
相模 正宗(さがみ まさむね)CV:城崎 彦太
弘海の親友で大学の学友。
二枚目ルックスだが無類の女の子好き。
蒼井 弘海(あおい ひろみ)CV:萌木 唯 主人公・リネーム不可
喫茶店レミニセンスブルーオーナーの沙織に思いを寄せる少年。
やや気が弱く優柔不断だが、優しい性格でいつも周りに気を使っている。
このホームページはみかんばこより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はみかんばこに帰属します。
<システム周り>(ver.1.00)
基本的には選択肢型のAVG。
ただ、色々と目先の変わったシステムを搭載しています。
『時間でPON!』:要するに制限時間付き選択肢です。
『IDDD』:3~4つの選択肢を組み合わせて謎解きをするシステム。
「いつ」「誰が」「誰と」「どうした」という要素を組み合わせて真相を推理するという推理物らしいシステムですね。
『OSKスイッチ』:クリアしていくごとに増える「他キャラ視点」。
1stプレイでは分かりにくい他キャラやヒロインの視点で物語を補完します。
『WSU』:メッセージウィンドウサイズや位置をシームレスに変更・移動させるシステム。
いや、コレはあんまり実装した意味は感じ取れませんでしたが…。
詳しくは感想以下で述べさせていただきますが、こういったシステムが今ひとつ有効に機能していなかった気がします。
分岐、選択肢はやや難しい感じがします。
基本的には分かりやすいと思いますが、時限選択肢で時間切れを選ばないと回収できないCGがあったりします。
とはいえ、シナリオ自体はそれ程長くなく、プレイ時間はスキップ使用せずに、1プレイ4~6時間程度。
というか、シナリオによって長さがだいぶ違います。
春乃・秋乃シナリオは共通部分多く、短めですが、みやび、沙織シナリオはやや長めになってまいます。
2周目以降のプレイ時間は2~3時間程度でしょうか。
詳しいシステム周りは上記参照。
今日びセーブポイント8個って…。
やや分岐や選択肢数の多いゲームですし、チョット不足を感じました。
それ以外では、メッセージ表示速度に一括表示が無いのも少し気になりましたね。
「最高速度」もストレスたまるほどに遅くない…というか十分速いですが、個人的には一括表示はつけて欲しいところです。
それ以外は取り立てて目立つようなシステムも不満点も無く、十分使いやすかったと思います。
<音声>
基本的にフルボイス。キャストは上記参照。
基本的にと書いたのは、マルチサイトのゲームですが、その場面で「主人公」の視点となっているキャラクターには音声が無いことがあるため。
つまり、主人公・弘海のボイスは他キャラ視点の時しか付いていないということです。
とはいえ、他の場面では一人称視点のキャラにもボイスが付いていたりと、やや統一性が無いのは残念なところ。
全体としては主人公以外のキャラクターは男性も含めてほぼフルボイスという感じです。
演技、キャラクターとのマッチングは概ね良好なのではないでしょうか。
男性声優の方で一名今ひとつかな、という方もいらっしゃいましたが、女性キャラは問題なくキャラクターにあっていたと思いますし、演技も良い感じでした。
<音楽>
全22曲、うちボーカル曲は2曲。
OP曲「Reminiscence blue」ED曲「Nostalgia」(Vo.fripSide)とも、いわゆる「今風」のポップスで、あまりエロゲーのボーカル曲というイメージではないです。
とはいえ、曲自体はOP、EDとも雰囲気にあっていますし、ボーカルも高音パートがいい感じでボーカル曲としてのレベルは高いです。
BGMは全体としてやや抑え目ですが、基本線は外さず、AVGの音楽らしい出来になっています。
特筆するほどの曲は無いと思いますが、それでもきちんと場面にはあっていて雰囲気を盛り上げていました
<CG>
原画は「みかんばこ 原画チーム」。要するに非公開ということでしょうか。
ややシンプルというか、おとなしめな絵で全体に地味な印象を受けますが、こういった目の大きい系統の絵としては絵自体は悪くないと思います。
表情や全体の構図がやや漫画的なディフォルメがきつめなのは、好みが別れるところだと思いますが…。
立ち絵などは逆にそういったディフォルメのつけ方が、キャラクターの表情を豊かにしていて好ましく感じられました。
ただ、全体的に安定性が無く、表情やイベントCGによってはだいぶ印象が違って見えてしまう絵があるのは残念なところ。
また、イベントCGなどで体つきや全体のバランスが悪い感じを受ける絵もありました。
全体として素材は悪く無いですが、洗練されていない感じを受けましたね。
塗りは微妙ですね。
色使いのバランスが悪く、ややべたっとしているために、絵柄とあいまって絵自体が安っぽく見えてしまいます。
もう少し落ち着いた色使いだと、だいぶ印象も変わるのではないしょうか?
背景はいい感じです。
色調も落ち着いた感じですし、アンティークショップや喫茶店の小物も含めて書き込みが細かく、雰囲気を十分に出していると思います。
<Hシーン>
まぁ、いつもどおりの一言で。
Hシーンには期待しないで下さい、と^^;
各キャラ1~3回(ゲーム全体でシーン数9)で、基本的には合意Hがメイン。
シチュ的にはオナニーと軽い3P(とは言いがたいですが)がある程度です。
尺等は普通程度ですが、絵も含めて、実用性は無いに等しいかと…。
まぁ、フェラシーンがあるキャラの声優さんとかが孤軍奮闘されておりますが…。
ただ、純愛系とはいえ、きちんと姉妹同時攻略ルートがあるのは分かっていますね^^;
個人的には『OSK』で女性視点があるのに女性視点でのHシーンが少ないのはチョット不満です。
とはいっても、9シーン中4ですから、多いといえば多いですが…。
出来れば女性視点のある全キャラにつけて欲しかったなぁ、と。
ま、それは非常に個人的感想ですが、一箇所だけ女性視点のため、女性ボイスが無く男性ボイスだけなHシーンがあるのは何故なんでしょう?
他の女性視点Hシーンでは女性ボイスも入っていりのに…。
結論として、ここは期待すべきポイントではないということで^^;
私は気にならなかったのですが、主人公(=弘海)とのHシーンが無い(他の男性キャラとだけHシーンがある)キャラがいるのも人によっては減点ポイントかもしれません。
<感想>
シナリオによって印象が…というかゲームの基本設定が大きく変わります。
あるシナリオでは推理モノ、あるシナリオではファンタジー、あるシナリオでは不思議な事件なんて飾りですよ、といわんばかりのオーソドックスな現代恋愛モノだったり…。
シナリオごとにキャラクターの基本設定がかなり変わってしまうため、シナリオ全体では散文的な印象しか受けません。
あるシナリオでは探偵なキャラが、あるシナリオでは天使とか言われましても…。
それぞれのシナリオについても話の長さも短めな為、消化不良な印象を受けます。
全体として、それぞれのキャラクターが恋愛の対象になる過程がおざなりなうえ、推理モノやファンタジーも唐突に展開し、明らかに説明不足なため、プレイヤーを置いてけぼりにして展開しているような印象を受けます。
また、いろいろと追加されれているシステムも余り役に立っていると思えません。
『時間でPON!』は、時間切れを選ばないといけないところもあったりして面白いと思いますが、『IDDD』に関しては、推理部分でも結局正解を選べるまで先に進めないため、推理のミスリードを招いたり、引っ掛けに使ったり出来ていないのはナントモ残念な部分です。
やはり、推理モノAVGといえば、そこら辺を楽しむものだと思うのですが…。
謎自体は悪くない部分もありましたから、もう少し引っ掛けやミスリードを出来るような分岐などを作って、謎解き自体を楽しめるようにして欲しいです。
また、『OSK』ももっとうまく使えば謎解き部分を面白く出来たと思うのですが、追加部分は心情の独白や割と分かっていたことの再確認程度で、新しい「コレは!」という発見が無いのも残念なところです。
追加される部分もそれ程多くないですし、上手く使えば謎解きだけでなく物語り全体に深みを持たせるのに非常に役に立ったと思うのですが、今のところ、厳しい言い方をすれば単に再プレイが面倒というレベルで止まっている気がします。
『WSU』?…ああ~、そんな物もありましたね、という程度。
確かに余り他では見ない珍しいウィンドウ加工ですが、見た目以上の意味はないですし…。
それ程ボリュームの無い物語に、色々詰め込もうとしたのが今ひとつ行かされていない…という気がします。
推理ものなら推理モノで統一して、折角のシステムを上手く生かすようなシナリオ構成にすれば十分楽しめたと思うのですが…。
あるいは、他社のゲームですが「Trois」(Remain)のように、様々な設定をオムニバスにしてしまって、同じキャラと場面を使って色々な展開がある…というのも面白かったかも知れません。
いずれにせよ、設定が広すぎて話自体が全くまとまっておらず、主張が伝わってこないのは致命的かと。
全体としては以上のようにダメダメな感じのゲームですが、主題歌はよいです。
システムもちょっと面白いので、目先の変わったゲームがプレイしたいというのなら悪くないかもしれません。
ただ、シナリオには全く期待してはダメですが…。
また、上で書いたように比較的女性視点のHシーンもありますので、そこら辺が好みで、地雷を許容できる寛容さがある人くらいにしかオススメできませんね。
<10点満点での総合評価>
4.5点
色々と意気込みは買いますが、空回りしているような気が…。
お気に入りのキャラ:高原 春乃
最後に一言:「fripSideはもともと個人的に好きなアマチュアバンドでしたが、主題歌はなかなか良いですよ。」
<review by たろんなーどさん>
タグ
2008年08月18日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:「れ」美少女ゲーム
トラックバック(0)
http://god.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/1130


