色紙~シキガミ~(6.5)
2007年12月03日
| ▼ タイトル | 色紙~シキガミ~ |
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| ▼ ブランド | Catarite(カタリテ) | |
| ▼ ジャンル | ADV | |
| ▼ 対応OS | Win98/ME/2000/XP | |
| ▼ メディア | DVD-ROM | |
| ▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) | |
| ▼ 発売日 | 2005/07/01 | |
| 【CG観賞モード】 | あり | |
| 【シーン観賞モード】 | あり | |
| 【BGM観賞モード】 | あり | |
| 【メッセージスキップ】 | あり(未読・既読判別あり) | |
| 【メッセージ履歴機能】 | あり(音声リピートあり) | |
| 【オートモード】 | あり | |
| 【ヒント機能】 | なし | |
| 【セーブ数】 | 100個 | |
| 【エンディング数】 | 8個(BADEND含む) | |
| 【ディスクレス起動】 | 可 | |
<あ・ら・す・じ>
主人公・白河秀吾は自宅の倉から三色の護符を見つけ出す。
その三色の護符は、彼の家に古代より伝わる式神を召喚する護符だった。
時を同じくして彼の周りで起きる怪奇な事件――。
主人公・秀吾は護符の3人の式神とともに、怪異に立ち向かうのだった。
<キャラクター紹介>
シャク CV:金田まひる
火の気をつかさどる赤紙(シャクシ)の式神として召喚される少女。
高い攻撃のポテンシャルを誇るが、未熟な為に攻撃力を生かすことが出来ない。
人見知りをする性格では有るが、主人公に対しては主として慕っている。
ショウ CV:一色ヒカル
水と金の気をつかさどる青紙(ショウシ)の式神として召喚される少女。
素早い動きと補助系の術でサポートも行えるが、攻撃力には乏しい。
激しやすい性格で、根性論の持ち主だが自信過剰な面もある。
リョク CV:白井綾乃
木と土の気をつかさどる緑紙(リョクシ)の式神として召喚される少女
回復と防御の技を得意とする他、戦闘での頭脳的な補助も得意とする。
冷静沈着でおとなしく、3人のまとめ役兼、説明役も務める。
高倉 千尋(たかくら ちひろ)CV:みる
主人公の同級生にして、霊感の強いクラスメートの少女。
明るい性格で、成績も優秀な美少女で、クラスでの人気も高い。
主人公に対しては弟扱いで何かと気に掛けている様子である。
清水 さくら(しみず さくら)CV:榎津まお
生徒からも「さくらちゃん」とよばれている国語の新米教師。
生徒からは友達感覚で人気が有るが、反面、ややおっちょこちょいの面が有る。
教師としての自分の役目に誇りを持っており、一生懸命教師であろうとする。
白河 秀吾(しらかわ しゅうご)主人公・リネーム不可
歴史有る家に育ち、子供の頃から倉に出入りしており、考古学に興味を持つ少年。
やや変わり者では有るが、社交的でお調子者であり、対人スキルは高い。
三人の式神を使役する主人として、式神使いとして怪異に立ち向かう。
このホームページはCatarite(カタリテ)より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はCatarite(カタリテ)に帰属します。
<システム周り>(ver.1.00)
基本的にはコマンド式の戦闘パート+選択式のAVG。
アニメのような全10話の形式になっており、各話タイトル⇒本編⇒次回予告で1話のサイクルとなっています。
1話ごとに大体1回の戦闘パートが入りますが、それ以外は比較的オーソドックスなAVG。
戦闘シーンは各式神の技を使って法難(敵)のHPをゼロにしていく形式です。
各式神はキャラに合わせて攻撃、防御、補助の術を持っており、HPを消費して技を使います。
とはいえ、ほとんどの場面でショウとシャクが攻撃術+リョクの補助で勝ててしまうので、難易度はそれほどでは無いです。
まぁ、AVGのアクセント以上のものではないと思います。
詳しいシステム周りは上記参照。
とりわけ使いにくいことも無く、割合使いやすいシステムです。
AVGパートも、ほとんどの選択肢にキャラ名が入っていますので、難易度は低いかと。
一部にバッドエンド直行の選択肢もありますが、すぐにバッドエンドになりますので、分かりやすいです。
そもそも、基本的にはエンディングは2種類(人間と式神)の2つしかないので、分岐自体少ないのですが^^;
ゲーム中の分岐は3人の式神の誰をメインにして話を進めるかと言う程度で、回収できるHシーンに差があるという程度です。
プレイ時間は1周目が声を聞いて1話1時間の10時間程度。
共通シーンが多い+戦闘スキップできるので2周目以降は3時間程度でしょうか。
コンプまでは15時間強程度だと思います。
<音声>
女性のみフルボイス+次回予告のナレーションにボイスあり(CV:馬並硬太)。
キャストは上記のとおり。
配役もキャスト名を見ていただける通り、有名どころを起用しており、キャラに合っていますし、演技もさすがベテランといった文句のない陣容です。
戦闘シーンからHシーンまで、シナリオを盛り上げる好演でした。
<音楽>
全17曲、うちボーカル曲1曲。OP「チギリ」(Vo.理多)
OPは非常に雰囲気のある伝奇モノのOPと言う感じで、個人的にはお気に入りです。
静かな曲調ながら盛り上がる部分もあり、オススメです。
BGMは割合オーソドックスなゲーム音楽と言う感じで、取り立てて気になるという程ではないです。
しかし、場面には合っていますし、盛り上げている感じは受け取れます。
式神召喚時の「先華」などは吹き荒れる風とともに召喚される…と言うイメージが見事にはまっていて、このゲームで最も印象的なBGMでした。
全体として目立ちすぎず場面にハマっていてBGMらしいBGMと言えます。
<CG>
原画はほた。氏
やや安定感には欠けるというか、妙に子供っぽく見える時がある絵柄です。
とはいえ、柔かい感覚と表情の付け方はこのゲームに合っていると思います。
特にマイナス方面(怯えや苦悶)の表情が上手いのは、この手の伝奇モノとして大事なところでしょう。
ただ、上に書いたようにやや安定感に欠けますし、他に顔のパーツのバランスが悪いときがあるように感じるのはマイナス。
そういった面も含めて、やや癖は強く、いわゆるオーソドックスな絵柄ではありませんので、OHPのサンプルなどで確認した方が良いでしょう。
法難(怪物)のデザインは非常にグロテスクで魅力です^^;
「無気力」や「残忍」など人間の負の感情を名とした怪物に相応しい醜怪さが、物語のアクセントとなっていますし、式神たちとも良い対比になっていると思います。
塗りや背景も光沢を抑えた暗めの色彩がゲーム内容にマッチしていて、明るい場面でも一抹の寂しさを感じさせ、ナカナカ良い感じでした。
町並みや部屋の様子が全体にやや古い日本と言う感じではありますが、田舎町と言う風情、ゲーム内容にハマっていて良いと思います。
CG枚数は差分を含まず82枚。(戦闘シーン除く)
差分も割合多く、不足はそれほど感じませんでした。
<Hシーン>
基本的には式神たちは活動の代償として主人公とのHをエネルギーにしています。
そのため、各話のラストに主人公+3人の式神による4Pというスタイルが基本形。
シーン総数は14。
人間サイドでHシーンがあるのはさくら、千尋で各1回ずつとなっております。
上で書いた様にシチュエーションの基本は4P^^;
ただし、合意の上での和姦と言うことになりますし、特にそれ以外の変わったシチュエーションは余りありません。
バッドエンド用の操られてのHシーンがある程度です。
それほど長くもないですし、よほどの4P好き(^^;)と言うのではなければHシーンには余り期待しない方が良いでしょう。
伝奇モノなのに触手凌辱がないなんて……残念。
<感想>
世界観自体、そしてシナリオ構成もごくごくオーソドックスな伝奇アクション。
1話1時間程度と言うボリュームと合わせて、各話とも事件発生⇒探索⇒戦闘⇒Hシーンと言う流れでまとまっており、非常にサクサクプレイすることが出来ます。
1話ごとも起承転結のバランスが取れており、エンターティメント作品として楽しめる感じです。
短く切れる展開と、それほど多くないボリュームのお陰で、忙しい身でもちょくちょく切りながら気長にプレイ出来ますし、その点は個人的には高評価です。
シナリオ的にも人間の負の感情を名に冠する敵、「法難」を敵とするだけあって、あっさり人が死んでいくなど重い展開もあり、決して軽くはない作品となっています。
しかし、それを上手くエンターテイメントとしてまとめていると思います。
ただ、上で述べるようにあくまで人が乗り越えるべき負の感情であり、万事解決、事も無くハッピーエンドと言うような展開ではないで、そのあたりは好みが分かれるでしょう。
個人的には、伝奇アクションとしての展開に重さと寂しさがあり、独特の雰囲気があるシナリオに仕上がっていると思います。
全体を通して、爽やかなというわけではなく、楽しみながらわずかな違和感と苦味を残す…。
そんな渋めのエンターテイメントと言えます。
特に式神の設定、護符を破るたびに呼び出され、護符の枚数(各10枚)が尽きると二度と呼び出すことが出来ない、と言う設定はそれにアクセントを与えています。
そういった個々の感情がメインの話ですので、全体として話のスケールはやや小さめです。
伝奇モノの中には神に喧嘩を売るような、世界を賭けた戦いと言うものも多いですが、そういったスケールの大きさはありませんので、そのあたりも少し好みの分かれるところだとは思います。
あくまで、主人公とその式神が立ち向かうのは身の回りの負の感情が強化され増幅された結果に過ぎません。
どちらかといえば私はそういう小さな話の方が好みではありますが、これはむしろ少数派なのかな、と思います。
式神達は力を行使する代償にHが必要と言うのも実にエロゲーらしい展開です。
そういう面でも、好みは分かれるかもしれません。
とはいえ、エロゲーとはむしろかくあるべしと、私は思います^^;
むしろ伝奇モノなら、もう少し凌辱っぽいシチュエーションも欲しいかな…などと思ってしまいます。
その点に関しても少しばかり残念です。
主人公のキャラ立てもなかなか魅力的でした。
精神的な弱さを抱えつつ、それでも極限での強靭さを発揮する。
そういった人間らしさと複雑な性格は、やや感情移入しにくい面もありますが、こういった弱さを前面に出すことで、人の精神的弱さである「法難」に対して、それを乗り越える人間の強みを見せる事が出来るのだと思います。
そういう意味で人の弱さと強さを体現した主人公だと言えるでしょう。
話の重さと暗さを、ここぞの強さと陽性の性格で上手くプラスに変えています。
反面、式神やヒロインは割合分かり易い性格付けで、お約束以上のものは無いです。
しかし、各話ごとに始めても分かりやすいのは良い感じです。
通してプレイするとありきたりでチープな感じを受ける気もしますが…。
テキストも誤字脱字はほとんどないですし、キャラ立てもオーソドックスで分かり易く、上で書いたように1話毎に読んでも違和感無く読めるよう構成されています。
そういう意味でテキストのレベルは高いと言えるでしょう。
また、OPや次回予告も2種類ずつ用意されているなど、細かいところにも工夫を感じて、なかなか良い仕上がり具合です。
反面、「やに下がる」等やや古い感触を受ける表現は多く、どちらかといえば小説的なテキストと言えます。
全体としてオーソドックスな展開と、キャラ立てで非常に読みやすい伝奇モノ。
反面、このゲームならではの分かり易い「売り」が無いのは欠点。
個人的にはシナリオ全体に漂う独特の「寂寥感」がなんとも言えず他のゲームではなかなか味わえない雰囲気を出していると思います。
とはいえ、これは感覚的な部分なのでオススメはしにくいのですが…。
笑えるわけでも感動出来る訳でもない作品ですので…。
そうですね、オーソドックスにまとまったスケール小さめの伝奇アクションが好きならオススメ出来ると思います。
ただし、ボリュームは小さめですので、そのあたりはご注意を。
<10点満点での総合評価>
6.5点
各キャラルートが無いというのが最大の欠点ですね。
上の感想で褒めまくっている気もしますが、個人的には好みなので……。
とはいえ、誰にでもオススメという作品では無いのは確かです。
特に明るい作品が好みの方にはオススメしにくいです。
お気に入りのキャラ:ショウ…話的にも3人の式神で一番優遇されている気がします。
最後に一言:「東京九龍」「わたしのありか。」のまりのあや氏が手がける、全体に漂う寂しさ
とかも合わせて独特の「雰囲気」がとても良い味を出しています。
<review by たろんなーどさん>
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カテゴリー:「し」美少女ゲーム
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