少女魔法学リトルウィッチロマネスク(8.5)
2008年04月07日
| ▼ タイトル | 少女魔法学リトルウィッチロマネスク | ![]() |
| ▼ ブランド | Littlewitch | |
| ▼ ジャンル | リトルウィッチ育成アドベンチャー | |
| ▼ 対応OS | Win98/ME/2000/XP | |
| ▼ メディア | DVD-ROM | |
| ▼ 定価 | 税込\9,765(税抜\9,300) | |
| ▼ 発売日 | 2005/07/29 | |
| 【CG観賞モード】 | あり | |
| 【シーン観賞モード】 | あり(イベント全シーンあり) | |
| 【BGM観賞モード】 | あり | |
| 【メッセージスキップ】 | あり(未読・既読判別あり) | |
| 【メッセージ履歴機能】 | あり | |
| 【オートモード】 | あり | |
| 【ヒント機能】 | なし | |
| 【セーブ数】 | --個 | |
| 【エンディング数】 | --個 | |
| 【ディスクレス起動】 | 可 | |
<あ・ら・す・じ>
主人公・ドミノは9人目の大魔法使いとなりました。
しかし、グリモワで暮らす他の大魔法使いたちは魔法を学問ではなく、出世するための道具としてしか見ていません。
ドミノはそんな彼らのあり方に嫌気がして、ひとり帝都を離れ、辺境にある1000年以上昔から建つと言われる「黒の塔」に住むことを決意します。
しかし他の大魔法使いたちが、そんな勝手を許す筈もありません。
彼らはそれを許す条件として、一つの課題を持ちかけてきました。
"3年間で、一人前の魔法使いを育てること"
通常魔法使いになるには、何十年もの修行が必要です。
しかも彼が育てることになった二人――
アリア・ヴァングリフとカヤ・シャピエは、魔法院でももてあましていた、一癖も二癖もある女の子たち。
「ムチャクチャだ…」
果たしてドミノは、この難題をクリアすることが出来るのでしょうか…?
このホームページはLittlewitchより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はLittlewitchに帰属します。
<概要>
「白詰草話」や「Quartett!」に次ぐLittlewitchの第三弾。
閉鎖的な魔法の世界に異を唱えた若き大魔法使いドミノ(主人公)が、(その罰の課題として)二人の少女を一人前の魔法使いに育てていく姿を描いた作品。
独特の演出方法と、サイコロを使った育成システムが大きな特徴。
<システム補足>
上記参照。
使いやすさ、システムデザイン、ともに文句なしの出来。
前は無理だったディスクレス起動が可能になり、バグがほとんど見られないのも嬉しいですね。
(08/30日現在修正ファイルはありません)
<ビジュアル>
原画は、Littlewitchといえばこの人、大槍葦人さん。
NHK教育テレビでも使えそうな、清純で絵本のようなタッチに淡い塗り。
はっきりいって性的要素は皆無ですが、この作品にはぴったりです。
前2作も雰囲気出ていましたが、今回は恐ろしいくらいにコンセプトと合致しています。
<サウンド>
システムボイス的な部分以外は、音声はありません。
イベントの数が半端ではないので、音声を当てるのは厳しいでしょう。
あと、本作の演出の妙味は、音声なしの方が味わいやすいと思うので、これで正解だと思います。
その分音楽は素晴らしいです。
さすがに音楽そのものがテーマだった「Quartett!」には及びませんが、それでも優しく叙情的な音楽が多く、本作の雰囲気作りには最適でした。
<内容>
「FLOATING FLAME DIRECTOR」(以下FFD)という、漫画とゲームの良いところを併せ持った斬新なシステムで話題になったLittlewitch。
その第三作目である本作も当然FFDで来るかと思いきや、なんと今回はFFD未使用(厳密にはプロローグはFFD)作品なのです。
メーカーの代名詞にして最大の武器を放棄したともいえる本作、果たしてどんな作品なのでしょうか?
本作は確かにFFD未使用ですが、それであっても演出のレベルは群を抜いています。
豊富な立絵の数、洗練された構成、派手で美しいエフェクト、それらを使用するタイミング…。
形式は普通のADVなので、FFDを使用した「Quartett!」のようなインパクトには欠けますが、あらゆる面でエロゲーの域を超えています。
FFDなしでも、見ているだけで飽きません。
さらに、FFDでない分「ゲーム性」と「ボリューム」が前2作に比べて飛躍的に向上しています。
本作の基本的な流れは
① サイコロを振り、出た目にあわせてスピリット(魔法の素)を獲得
② スピリットの数に応じて魔法習得
③習得した魔法に応じてクエスト(特殊イベント)をこなし、アイテムやヒロインの好感度を獲得
以上を一定期間ひたすら繰り返します。
一つ一つの作業は非常に単純ですが、抜群の演出と意外な奥深さで遊べる要素は十分!
そして、FFD未使用の為、前2作の弱点である、「使うCGが多すぎてボリュームが極端に不足する」というのは本作に当てはまりません。
むしろイベント数は恐ろしいくらい数があります。
ややもすれば単純な作業に陥りやすい本作のシステムも、何かをするたびにイベントがくっついてくるので、そのシンプルさとは裏腹にかなり楽しめます。
ただ…、本作はどんなにうまく立ち回っても1週では終わらず、フルコンプの為には、下手すると4~5週、時間にして30時間くらいかかる場合もありますので、その間ずっとサイコロ転がし続けたらいくらなんでも飽きが…。
まぁ、シンプルなゲームでは仕方のないことかもしれませんが…。
(まぁ、無理にフルコンプ目指さなくても、1週2週でも値段以上に十分楽しめますが^^;)
もうひとつ重要な要素であるストーリー、これも文句なく素晴らしいです。
尊敬する主人公と自分の夢のために健気に魔法修行を頑張るアリアとカヤ。
それに懸命に応える主人公ドミノや、なんだかんだで彼女たちを応援してくれる個性的なサブキャラクター。
そんな人々とのハートフルなお話は、読んでいて心が穏やかなります。
「Quartett!」もそうでしたが、このメーカーの作品は本当にシナリオがエロゲーとは思えないほど綺麗で純真です。
色々なエロゲーをやっていると心がドロドロになった気がしますが(^^;)、とりあえずこのメーカーの作品に素直に感動できればまだ大丈夫です。
「貴方の心の汚染度チェック」にも本作は使えます^^;
(ちなみに筆者は本作も「Quartett!も比較的素直に感動できたのでまだ大丈夫…なはず^^;?)
一つ一つの話は短いですし、特別な盛り上がりなどはないのでインパクトは薄いかもしれませんが、絵や音楽の雰囲気作りとも相まって、しっかり楽しめるレベルになっています。
以上のように、本作は所々の不満はあるものの(コンプリート終盤のダルさなど)、ゲーム性、演出、ストーリー、あらゆる面で完成度の高い作品です。
LittlewitchというとFDDの印象が強いですが、それ以外の部分もしっかりと作りこまれていると、再確認させられた作品でした。
<エロ>
(キャラによってバラつきがありますが)数としては思ったほど少なくはなく、決して「エロが手抜き」という印象は受けませんでした。
が!この絵と雰囲気でエロくなれ、という方が無理です^^;
第一、メインヒロインのアリアとカヤがあまりに純真無垢な子たちなので、「裸が見たい」だの、ましてや「あ~んなことやこ~んなことをしたい」なんて邪な気持ちがこれっぽっちも抱けません。
エロには期待しない方がよろしいかと…、ってそもそもこの作品の購入者でエロに期待する人はいるの^^;?
<10点満点での総合評価>
8.5点
FFD未使用ゆえ、前2作ほどのインパクトはありません。
しかし、あらゆる面でレベルの高い、メーカーの実力を感じさせてくれる力作です。
もう少しインパクトのあるストーリー、それとFDDの併用など、望もうと思えばいくらでも望むところはありますが、その完成度の高さで2005年を代表する一作と言えるでしょう。
お気に入りのキャラ:アリアとカヤ…こんな純真な二人をHな目で見ることはできません。
最後に一言:「次回はゲーム性とFFD、どちらもお願いします^^;」
<review by GPさん>
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2008年04月07日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:「し」美少女ゲーム
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