ときどきパクッちゃお!(7.5)
2008年08月19日
| ▼ タイトル | ときどきパクッちゃお! | ![]() |
| ▼ ブランド | XANADU(キサナドゥ) | |
| ▼ ジャンル | えろちっくぴかれすく浪漫ADV | |
| ▼ 対応OS | Win98SE/2000/Me/XP | |
| ▼ メディア | CD-ROM | |
| ▼ 定価 | 税込\9,240 (税抜\8,800) | |
| ▼ 発売日 | 2004/10/08 | |
| 【CG観賞モード】 | あり | |
| 【シーン観賞モード】 | あり | |
| 【BGM観賞モード】 | あり | |
| 【メッセージスキップ】 | あり(未読・既読判別あり) | |
| 【メッセージ履歴機能】 | あり(バックログでの音声再生あり) | |
| 【オートモード】 | あり | |
| 【ヒント機能】 | なし | |
| 【セーブ数】 | 39個+クイックセーブ1個 | |
| 【エンディング数】 | 5個 | |
| 【ディスクレス起動】 | 不可 | |
<あ・ら・す・じ>
夏休みを利用して5年ぶりに日本に帰ってきた主人公・早川ミユキは、親同士の交流があった阿川家に居候することになる。
そんなか、5年前に亡くなった母の遺言状を渡されたミユキは、母・万里がかつて世の中を騒がせた怪盗ゼロだということを知らされ、世界平和のため、怪盗ゼロのマスクに宿る意識体フィーと共に怪盗ゼロの名前を引き継ぐのだった。
しかし、阿川家の3姉妹は怪盗ゼロを追う側に回っており、さらに家ではミユキを便利なおさんどんとして使っているのだった。
主人公ミユキの、3姉妹に昼はイジられ、夜は怪盗としてイジリかえす生活が始まる。
<キャラクター紹介>
早川 ミユキ(はやかわ みゆき)CV:立花 舞 主人公・リネーム不可
5年ぶりに日本に帰ってきたニーソックスがやけに似合う家事の得意な男の子。
母の後を継いで怪盗ゼロとしてフィーと共に盗みを繰り返す。
普段は弱気で阿川家の3姉妹に振り回されているが、ゼロのときは強気。
阿川 要(あがわ かなめ)CV:まき いづみ
主人公の幼馴染で吾川3姉妹の長女。
怪盗ゼロ関係の事件を請け負うことの多い民間警備会社USCJのエージェント。
性格はおっとりしていて相当な天然ボケだが違法ビデオの摘発などで性知識は豊富。
阿川 沙弥香(あがわ さやか)CV:新堂 真弓
阿川家の次女で探偵の真似事のようなことをしている少女。
探偵志望で自分の名を上げる為に怪盗ゼロを捕まえようと躍起になる。
勝気な性格で、主人公の事をいつも振り回しているが、3姉妹の仲ではまとめ役。
阿川 江衣巳(あがわ えいみ)CV:下村 理沙
阿川家の三女で常に眼帯をしており、ぼろぼろの人形ハリーを抱えている少女。
無口だが頭がよく、謎の発明でゼロを追い詰めることもある。
謎めいた言動で物事の核心をつく、ゼロにとっては三姉妹一の強敵。
沢 姫子(さわ ひめこ)CV:白沢 文香
要とコンビを組むUSCJのエージェントで、故あって阿川家に居候することになる。
基本的には真面目で優秀なエージェントだが、銃を持つと危険な性格になる。
また、犬が苦手で朝が弱く、以外に生活能力は低い。
フィー CV:綾川 りの
かつて主人公の母親を怪盗ゼロとして盗みをはたかせていた意識体。
現在は黒猫に憑依して主人公に怪盗ゼロになる力を与える。
美術品にこめられた「スピリッツ」を集めている。
このホームページはXANADU(キサナドゥ)より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はXANADU(キサナドゥ)に帰属します。
<システム周り>(ver.1.01)
修正ファイルがあります。
(回避可能ですが)一部でゲームが停止する不具合がありますので、あててください。
基本的には選択肢分岐型AVG。
明確な区切りというほどでは無いですが、1話ごとにヒロインを選択して、そのヒロインとの話がメインで展開するような形で1話が構成されています。
というわけで基本的な選択肢自体はキャラごとで非常に分かりやすいですが、シーン回収の選択は割合多く、全キャラクリアは簡単ですが、CGコンプはやや大変な感じです。
ただ、意地悪な選択肢や引っ掛けはほとんど無いのでそれほど問題は無いです。
細かいシステム周りは上記参照。
基本的な機能は一通り揃っており、動作も軽く不満は感じませんでした。
唯一上げれば、DVDメディアでインストール容量が2G近くある割にはCDレス起動が不可能なことでしょうか。
<Hシーン>の項で書きますが、シーン数が多く、ツボにはまれば抜きゲとしてのポテンシャルもあるため、メディアレスでの起動が出来ないのはちょっと不満です。
とはいえ、それ以外は気になる部分はありませんでした。
プレイ時間は1ルートセリフを全部見ると8時間程度。
スキップが高速な為、2周目以降はある程度短縮できますが、共通部分はそこまで多くなく、全音声を聞いて、シーンとCG全てを回収しようと思うならば20時間以上のプレイ時間は必要になると思います。
<音声>
男性・主人公含めてフルボイス。
他のキャストは以下の通りです。
レナ・シンクレア…星川 未流来
受付A…亜衣
サンドラ…永瀬 瑠衣
早川ミドリ…滝川 晶
警備員他…汐見 聖
TVレポーター他・・・中澤 歩
脇役の方にちょっと微妙な感じの方もいますが、演技の方は概ね良好です。
ギャグシーンメインで、かなり演技の仕方が難しい感じを受ける日常会話シーンでしたが、皆様ノリノリで演技されており、非常にキャラクターが生き生きしていて良かったです。
というわけで、キャラクターとのマッチングも非常に良好です。
やはりギャグメインで会話のノリ重視の作品は、主人公や男性キャラも含めてフルボイスなのが良いですね^^;
しかし残念なことに、日常シーンは非常に良かったですが、Hシーンの演技は上手い方と今ひとつな方がはっきり分かれていました。
ただ、全体としてはいい感じでしたし、上手いほうの方が上手いから目立つだけで、Hシーン全体としては十分標準以上のクオリティだと思います。
<音楽>
全20曲、うちボーカル曲は1曲。
OP、ED共用のボーカル曲「ハートにご用心」(Vo.スマイルビーム…新堂真弓&原田ひとみ)。
非常にノリの良い曲でゲームの雰囲気には良く合っています。
曲の合間に入るセリフや合いの手はちょっとやり過ぎの感もあるくらいはっちゃけていますが、ゲームの雰囲気にはぴったりだと思います。
BGMはいかにもゲーム音楽という感じで、取り立てて目立つほどではなく、場面を壊すことも無く、普通にBGMしていました。
ただ、ごく一部のBGMは、ゲーム展開があっていないように感じる場面がありました。
BGMの出来自体は悪くないと思います。
<CG>
原画は双龍氏。どちらかといえばコミカルな感じの絵柄で、ゲームの雰囲気に合っています。
ただ、一部で左右の目の高さが微妙だったり、ディフォルメを掛けすぎてバランスを崩している絵があったりと、絵全体でのバランスが悪い絵が散見されるのは残念なところ…。
まぁ、基本的にはそういったポーズも含めてオーバーアクション気味なところはコメディ作品に合っていると思いますんどね^^;
立ち絵も同じく、ややパーツのバランスが崩れている絵もありますが、種類が多く、アクションが豊富なのは良い感じだと思います。
塗りはなかなか良い感じですね。
色使いはやや派手目ですが、絵全体でのバランスと抑え目な光沢で、非常に綺麗に見えました。
背景はちょっとおとなしめですが、キャラクターを殺すことは無く、良いと思います。
背景自体の出来は地味というか、やや書き込みが足りない気もしますがね^^;
CG枚数も差分を含まず100枚以上と程よいボリュームですし、概ね満足できました。
<Hシーン>
1キャラあたりシーン数は9~20程度とボリュームがあります。
シチュエーション的には、3Pシチュがかなり多めなのが特徴です。
特に3姉妹は、ほとんどの組み合わせがあり、4Pも実装しているのはエロゲーとしては実に正しい姿勢といえるでしょう^^;
いうまでもなくハーレムEDもきちんと装備です♪
また、ゲーム展開上、主人公が素顔のときは受けシチュが、怪盗ゼロのときは責めシチュが多いですが、怪盗ゼロが集めている「スピリッツ」は解放すると周りの人間が欲情してしまうというエロゲ的ご都合主義全開の設定なので、いわゆる陵辱的要素はほぼありません。
シチュ的にもソフトSM、3P、コスプレに足コキ、触手、フタナリとなんでもありです。
時に目立ったのはフェラやキスしながらのHシーンが多めなことでしょうか。
声優さんの頑張りもあって、やや尺は短めながらなかなかエロエロな感じに仕上がっています。
絵柄的に汁描写がちょっと微妙な感じも受けますが、絵柄がOKで、比較的コメディタッチのシーンが多いことが許容できれば、エロ重視のゲームとしてもいい感じだと思います。
ただ、シーン回想でほぼ同じシーンの前戯と本番が、何故か別な枠で登録されてしまったりするのはちょっと使い難い気もします。
とはいえ、主人公受けシチュで複数に責められるというシチュが好みであれば、むしろいい感じでしょう。
<感想>
正直、シナリオはごくごく標準的です。
まぁ、「何でも出るですガン」とか、いきなりフタナリになっしてしまうようなゲームに、緻密なシナリオを求めてはダメだということです^^;
とはいえ、文章と構成は非常に丁寧に構築されており、ドタバタコメディとしては非常にいい感じです。
ほとんどのシーンで全員のキャラが絡む上に、それぞれの役割がこれでもか!というくらい強調されており、非常にコテコテな笑いに仕上がっています。
単にキャラクターに頼るのではなく、強烈な個性を持ったキャラクターをきちんと絡ませて、ドタバタとして毎回コント的にシーンを盛り上げているのには好感が持てます。
また、本来なら感動的な(はずの)シリアス&クライマックスのシーンでも、必ず「オチ」をつけて笑いに徹しているのも個人的に好印象です。
やはり「笑い」や「エロ」で引っ張って突然感動系や鬱系にするよりは、最後までコメディならコメディと貫くのが大事だと思います。
もっとも、笑いというのはエロシチュの好み以上に人によって好みが千差万別な部分ですので、キャラが濃すぎて合わないという方も出てくるかもしれません。
とはいえ、個人的には最後まで楽しめたことも確かですし、ネタも含めて声優さんの熱演もあり、日常シーンは非常に「楽しい」出来だったと思います。
主人公の母親や受付といった脇役まで含めて登場キャラのノリがよく、会話がボケ・突っ込みの応酬の嵐という感じで進んでいきます。
Hシーンも必ず1話に2シーン以上は入りますし、こと笑いとエロに関してはツボにはまれば最後まで引っ張ってくれる訴求力があります。
勿論冷静に見ればシナリオは突っ込みどころが多く、ある意味ファンタジーですが、きちんと最初から最後まで一貫はしており、エロゲー的御都合主義を許容できるならOKだと思います。
個人的にはフタナリとか触手も全然OKですし、ライトなノリが非常にツボだったので楽しめました。
テキストに誤変換や誤字が少し目立ったほか、立ち絵指定のミス(裸のはずが突然服を着たり、分身したり)など、バグが少々目立つのが残念なところです。
シナリオ…というか設定や笑い、エロにCGといった面では丁寧なつくりであるだけに、その辺の作りこみの甘さは残念です。
とはいえ、コテコテのドタバタコメディと、ライトなノリで比較的濃い目の主人公受けHがツボであれば、そのあたりは最後まで徹底していますので、オススメできる作品です。
感動ですとか、感心するシナリオや、むせ返るような背徳的なエロだけがエロゲーでは無いということですね。
<10点満点での総合評価>
7.5点
細かい欠点はあるものの、非常に「エロゲーらしい」出来。
楽しませていただきました♪
<お気に入りのキャラ>
受付Aと主人公の母親^^;
…いや、脇役ですけどね。本当にいい味出してます^^;
攻略キャラでは阿川要。
まきいづみ様の演技力はすごいですね♪
最後に一言:「ギャグと主人公受け、この二つがツボにはまれば良作です。」
<review by たろんなーどさん>
2008年08月19日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:「と」美少女ゲーム
ドリル少女ユイ(4.0)
2008年08月08日
<あ・ら・す・じ>
主人公、萩原仁人はかつてケルベルスと名乗る秘密結社との戦いで名を上げた英雄だった。
ケルベルスは彼らのみが独占していた超技術エーテルドライブを操り、破壊活動を行っていたが、彼らから奪取したエーテルドライブを装備した主人公達の部隊によって壊滅させられた。
それから10年余。
ケルベルスに愛する人を奪われ復讐の刃を取っていた主人公は、ケルベルスの壊滅と共に自らの戦いに倦み、半ば隠遁生活へと入っていた。
そんな彼の下に現れた一人の女性が告げたのは、ケルベルスの復活だった。
カトリーヌと名乗った女性に連れてこられた主人公が軍の基地で見たものは、かつての主人公の婚約者、唯に瓜二つな戦闘アンドロイドと、そして彼がかつて使用していたドリルアームがそのアンドロイドに装備されている姿だった。
<キャラクター紹介>
ユイ CV:鮎川ひなた
右手にドリルアームを装備し、主人公をマスターとして起動した戦闘人形。
主人公のかつての婚約者と同じ外見、しぐさを持っている。
性格は機械とは思えないほど感情の起伏のある性格。
ドロシー CV:中瀬ひな
無感情で任務の為なら犠牲もいとわない戦いを選択する。
尤も、彼女自身は彼女のマスターであるエドワードの指示に従っているだけである。
腕に装備したドリル・バズーカで遠距離戦を得意とする。
カトリーヌ・オガタ CV:鳩野比奈
ユイ、ドロシーの開発を担当した軍所属の科学者で、主人公達部隊の司令も兼ねる。
研究に関する熱意は異常なほどで、特にユイには何か含むものがあるよう。
その立場もあって、常に高飛車で命令口調で話す。
リカ・シュナイダー CV:涼森ちさと
主人公達の前に立ちはだかる女性ゲリラ。
エーテル・ドライブによって稼動するドリル・ソードを自在に操る女戦士。
その戦闘力は機会であるユイ、ドロシーを上回る。
エドワード・ウェストン CV:森川明大
主人公のかつての同僚でドロシーのマスター。
やや短期で指揮官には向かないものの射撃の腕は優秀。
主人公のコトを敵視し、ことあるごとに対抗してくる。
クルツ・シュナイダー CV:甘美
かつての主人公が所属していた部隊の指揮官。
冷静で癖のある部下達を教育し、使いこなしてきて人傑。
10年ぶりに主人公の前に姿を現すが…。
萩原 仁人(はぎわら じんと)主人公・リネーム不可
かつてエーテルドライブを巡るケルベルスとの戦いで大きな戦果を上げた英雄。
多大な戦果と引き換えに民間人を多く巻き込んでしまった戦いに嫌気が差し、今では半隠遁状態。
かつてケルベルスに婚約者であった唯を殺されている。
このホームページは林組より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権は林組に帰属します。
<システム周り>(ver.1.00)
基本的には選択肢型のAVG。
取り立てて変わった要素もない、ごくごく標準的なAVGだと思います。
細かいシステム周りは上記参照。
…シーン回想がないのはどういうことか…。
今までの林組作品には全て実装されていたのですが、何故でしょう?
マニュアルには回想モードの説明がありますし、各種パブリシティでも回想モードは「あり」になっていたはずですが…。
まさか、入れ忘れた?
コトの真偽はさておき、回想モードがないのは事実です。
それ以外の部分は標準的な装備はしており、取り立てて不満は感じませんが…、いや肝心な部分が…。
総プレイ時間は1ルート2~3時間程度で、既読スキップを活用すれば、コンプまでは5~6時間程度でしょう。
選択肢数も少なく分かりやすい為、難易度も低く、さくっとコンプできるお手軽ボリュームですね。
正直、定価を考えると今日びこのボリュームではきついかな、という気もしますが…。
<音声>
メインキャラフルボイス。キャストは上記の通り。
林組に出演されているいつもの方達で、演技的には非常に安心してみていられますし、キャラクターとのマッチングも良いと思います。
女性声優の方も良い感じですが、特に男性声優の方の熱演は光りますね。
作品の雰囲気を盛り上げています。
まぁ、鳩野比奈さんがこの手のキャラにハマっていたのが意外でしたが^^;
ただ、なんだか録音の音質がちょっと悪いように聞こえるのは残念な点。
なんだか、音の処理がクリアでなく、篭って聞こえたりする部分がありました。
<音楽>
全12曲。うち、ボーカル曲は2曲。OP「正義の翼」ED「破壊のエンジェル」(Vo.吉田菜穂子)。
OP曲はややサビの部分の盛り上がりに欠ける気がしますが、ヒーローモノらしいシンプルながらもテンポの良い曲調と歌詞がマッチしていて非常にゲームに合った良い曲だと思います。
EDは…う~ん、確かに30分ものアニメのEDのような感じといえばそうなんですが、一応ハッピーエンドのときにも流れている曲としては曲調も歌詞も暗めで合っていないような気もします。
曲自体は悪くないのですが、なんというか…雰囲気というかクリア後の達成感というか爽快感というかが、あまり感じられません。
BGMもこの手のゲーム音楽らしく盛り上がる戦闘シーンと落ち着いた日常等々きちんとBGMしていて結構良いです。
やや地味目で曲数が少ないため余り印象には残らなかったですが、場面にも合っていたしBGMらしいBGMだと思います。
<CG>
原画は「田島直」氏。
女性より男性キャラのほうが書き分けが出来ている気がします(^^;)が、絵柄自体は安定していますし、比較的癖の少ない絵柄なのではないかと思います。
個人的には、「動いている」状態の絵で余り動きを感じないのは気になりましたが、反面静かなシーンの感じとかは良いと思いました。
ただ、ゲームの性格上、戦闘シーンなども結構多いので、そこで今ひとつ動きを感じないのはマイナスかと…。
塗りはちょっと…正直今ひとつかな、という感じを受けました。
割合塗りや影のつけ方が単調で、ちょっとべたっとして平面的な印象を受けます。
田島直氏の線の少ない絵柄とは有っているのかもしれませんが、逆にシンプルすぎてちょっと寂しく感じてしまいます。
絵自体が地味というか、原画のラインを生かせていない気がするのは残念な点です。
背景もカナリ微妙ですね。
塗りが上と同じくシンプルすぎて寂しいというか、正直「一昔前のレベル」と思えてしまうような背景絵があるのは残念。
さらに、「人里はなれた場所」なのにビルが立っていたり、背景指定がいい加減というか、間違っている点もあったりして、ちょっとダメダメな感じです。
さらに、イベント絵の背景と通常シーンの背景のタッチが違いすぎるなど、ロコツに背景はそんなに力入れてません、ってのが見え見えなのは…。
立ち絵もキャラが足元まで表示され小さい上に、地味。
さらに、タッチが違う背景から浮いているのもちょっと…。
いや、それはむしろ背景のほうに問題があるんですが…。
原画家さんのタッチは好みに合えば悪くないと思いますし、イベント絵もよさげなモノがあるだけに、塗りや背景でダメになっちゃっていて悲しい限りです。
ただ、シナリオボリュームの割には差分含めずにイベント絵が66枚と多めなのは嬉しいところですね。
<Hシーン>
各キャラ1~4回くらい。
キャラクターによっては中盤戦くらいから入ってきたりします。
基本的には合意Hオンリーでシチュエーション的にも前戯としてフェラ、パイズリが入る程度。
ドリルモノではありますが、ドリル装備時のHシーンは全キャラ通して1つだけ。
いや、まぁ、別にいらないと言えばいらないのですが…。
内容的には尺の長さも含めてほぼ純愛系のノーマルくらいです。
要するに、コレを目当てに買うほどではない、ということです。
田島直氏の絵が好みであれば、声優さんは結構頑張っているので悪くないかと思います。
<感想>
…エーテルドライブを装備している武器が全てドリル型なのには何か意味があるのでしょうか?
そんなことを気にしてはいけません。
…本編で全然答えとか出てきませんので^^;
いや、いつもの林組シナリオといえばそうなんですが、相変らず非常にあっさりしています。
例えば…訓練とか特訓といっても「特訓した」の一言で終って内容は全然出てきませんし、上のような部分を始めとして各所の設定に言葉足らずな部分が多く見受けられ、ただただ、淡々と物語が進行していく感じがあります。
そういったいわゆる「遊び」や「補足」等の部分が全くないため、シナリオ自体が非常にあっさりしています。
さらに、シナリオ内容自体もいわばドリルがあって、それにあわせて戦闘シーンを入れて、恋愛シーンも入れておくか、的なお約束要素の組み合わせに過ぎず、山も谷も地味な感じを受ける為、非常に印象に残りにくい、淡々とした印象を受けます。
本来メインとなるべき(?)ドリルに関しても、普通に戦闘で武器で使われるだけで、「ドリルならでは」というようなシチュエーションやシーンがないのはドリル好きとしては残念無念。
ドリルを腕に装備しているヒロインも、序盤から普通の腕に付け替えることが出来たり、ドリルが必ずしも構成要素になっていないですし…。
それになにより、ドリルを使った必殺技に名前がないのはちょっと…(^^;)
う~ん、正直言って余り褒めるところがないですね…。
「ご都合主義」で「唐突」なシナリオは林組の味といえば味なのですが、今回はキャラ萌えでもないですし、取り立てて絵が美麗というわけでもない。
で、結局何が売りだったんですか?と製作者に問いかけたくなるようなゲームです。
あ、OP、EDのムービーは結構いい出来だと思いますけど。
テキストも誤字・誤変換がやたら目立つのはどうなんでしょう。
仁人が「ジント」になっていたりとか、数十箇所に及ぶ誤変換。
そこら辺のチェックくらいはきちんとして欲しいところです。
テキスト自体は比較的読みやすかったとは思いますが、そこら辺がダメダメなので結局今ひとつですね。
結論から言えば、ドリルが出ていればとりあえずOKという人か、地雷を踏みなれている人以外にはオススメしにくいですね。
<10点満点での総合評価>
4点
ドリルフェチ以外には間違いなく地雷ゾーン。
とはいえ、ドリル好きにもオススメしにくいデス。
お気に入りのキャラ:リカ・シュナイダー…いや、ドリルソードが気に入ったので^^;
最後に一言:「ドリル以外にオススメポイントはありません。」
<review by たろんなーどさん>
2008年08月08日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:「と」美少女ゲーム
尽くしてあげちゃう5(6.5)
2008年06月25日
| ▼ タイトル | 尽くしてあげちゃう5~求める乙女たち~ | ![]() |
| ▼ ブランド | トラヴュランス | |
| ▼ ジャンル | ADV | |
| ▼ 対応OS | Win98/ME/2000/XP | |
| ▼ メディア | CD-ROM | |
| ▼ 定価 | 税込\9,240 (税抜\8,800) | |
| ▼ 発売日 | 2005/01/28 | |
| 【CG観賞モード】 | あり | |
| 【シーン観賞モード】 | あり | |
| 【BGM観賞モード】 | あり | |
| 【メッセージスキップ】 | あり(未読・既読判別あり) | |
| 【メッセージ履歴機能】 | あり(音声リピートあり・ホイール対応) | |
| 【オートモード】 | あり | |
| 【ヒント機能】 | なし | |
| 【セーブ数】 | 50個 | |
| 【エンディング数】 | 7個 | |
| 【ディスクレス起動】 | 不可 | |
<あらすじ>
俺は北沢政紀(きたざわまさき)、大学の3年生だ。
小学校からずっと男子校と言うことで、イマイチ女性関係に不自由なのが悩みだが……そんな俺がいきなり女子校に通うことになってしまった!?
実のところ、単位の為の教育実習なのだが……その学校というのが、この界隈で「超お嬢様学校」と名高い『聖ミカエル女学園(通称ミカ女)』なのだ。
そもそも俺の通う男子校『池ノ上学院(いけのうえがくいん)』とはご近所で馴染みも深い……。
本来なら女子校潜入にウハウハというのが世の常なのだろうが……俺にはちょっとばかりヤバい事情があった。
そう……あれは数年前のこと。
俺がもっともヤンチャな頃、友達との賭けに負けてこのミカ女に不法侵入したことがあるのだ。
賭けに負けた俺に与えられた使命は、当時の生徒会長である通称「ミカエルの姫百合」と呼ばれる3年生女子の水着写真を撮ってくることだった。
カメラを手に決死の潜入! しかし……俺は守衛に見つかりそうになり、中等部の敷地へ逃げ出すも、不注意で怪我をしてしまったのだ。
そんな俺を助けてくれたのは……ご近所に住む綾瀬ちゃんと、その友達だった。
彼女達は俺を守衛から庇ってくれただけではなく、ちゃんと傷の手当てまでしてくれた……
俺はそんな彼女達に、せめてものお礼を申し出て……いささかキザだったが、彼女達に触れるような軽いキスをして、颯爽と去ったのだった。
……と、そんなコトもあり、俺はいまだに彼女達に頭が上がらないというのに、半ば強制的にミカ女への実習がトントン拍子に決まってしまう。
うぅぅ……さすがに気まずい……。
しかし、久し振りに出会った彼女達は、今やミカ女の生徒会でもある「白百合会」の幹部で、正に全校生徒の憧れ的存在になっていた。
た、確かに全員魅力的に成長して……お、お兄さんは困っちゃうなぁ……。
<キャラクター>
高井 綾瀬(たかい あやせ) CV:西田こむぎ
聖ミカエル女学園の2年生で、学生会である『白百合会』のメンバーのひとり。
いつもハキハキ元気いっぱいで、ややボーイッシュだがバストも大きく、下級生から人気急上昇中。
成績はそこそこだが運動神経は抜群で、武道全般(特に拳法)は校内一の実力を誇る。
悩まずくじけず前向きな性格で、小動物を思わせる。
疑う事を知らないピュアな心の持ち主。
莉菜とは幼稚舎の頃からの付き合いで、正に親友。
主人公とは今までもご近所としての付き合いはあり、主人公の父親にはいたく気に入られている模様。
純粋に「政紀ちゃんのお嫁さんになる!」がスローガンで、でも他の女の子とライバル関係になるのが少々辛いところ。
駒場 莉菜(こまば りな) CV:凪喜楓夏
聖ミカエル女学園の2年生で、やはり『白百合会』のメンバーのひとり。
思慮深く成績優秀なので、下級生からは「百合様」の名前で呼ばれ、実質白百合会のリーダー。
上品で優雅、実家も公家の血を引く名家で、当人も幼稚舎の頃からミカエル一筋。
しかし、病的に綾瀬にぞっこんで、「超絶可愛らしいですわ~」が口癖。
実のところかなりの陰謀好きで、影で弱みを握ったりしては悦には入る事しばし。
レズではないが綾瀬が好きなので、タチ役になる事も吝かで無し。
主人公に対してはとにかく積極的ではあるものの、「好き」と言われるとふにゃふにゃになってしまう模様。
三鷹 シルク(みたか しるく) CV:春日ほのか
聖ミカエル女学園の2年生で、やはり『白百合会』のメンバーのひとり。
高飛車で絵に描いたような威張りんぼだが、サバサバしていてどこか男っぽく、金髪碧眼のルックスもあり、これまた下級生に大人気。
負けず嫌いでやたら熱く、とにかく素直になれないタイプ。
しかし、実は寂しがり屋で甘えん坊だったり。
実家は割と大きな会社の社長で、父と母の3人で暮らしているが、隔世遺伝らしく金髪碧眼は当人のみ。
西永 はるか(にしなが はるか) CV:高橋美都子
聖ミカエル女学園の2年生で、やはり『白百合会』のメンバーのひとり。
大人しく真面目で、とにかく控えめなタイプで、みんなのお母さん的なまとめ役。
無言実行の寡黙な性格で、人見知りをしがちだが、とにかく頑張り屋さん。
やや妄想癖があり、いわゆる夢見る乙女チックな一面もあるのだが、それを表に出すのはかなり恥ずかしいらしい。
実のところかなりの人見知りで、口癖は「あのあの……」。
とにかく内向的で、なんでも自分で何とかしようと考えてしまう事しばし。
他のメンバーの明るいところや行動的なところに憧れ、かつ自分は駄目な娘だと、ちとコンプレックス気味。
悩みは自分の地味な所と、爆乳(良く痴漢に遭う)。
シルクの幼馴染でもあり、すでにお互い親友と思っている。
浜田 美弥子(はまだ みやこ) CV:歌織
聖ミカエル女学園のシスターで、一般教科及び道徳面を教える教師でもある。
真面目で意固地で融通が利かないが、生徒想いで慈愛の精神が強いのも確か。
生活の乱れには特に厳しく、生徒の自主性尊重をモットーとする白百合会とはよくぶつかる。
※特に莉菜やシルク。
若い男性という事で主人公と、主人公と同じ教育実習生の渋谷孝弘には特に厳しく接しているようだ。
実のところ、若い男性に興味津々で、日夜そんな自分を戒めている。
しかし、シスターとして神に身を捧げるか、女の幸せを掴むかで、真剣に悩んでいるのも確か。
このホームページはトラヴュランスより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はトラヴュランスに帰属します。
<購入動機>
デフォ買いメーカーです。
(志水直隆氏原画限定)
<ゲーム概要>
ゲームスタイルは、会話選択形式のオーソドックスなADVゲーム。
ゲーム期間は、主人公が教育実習に来てから修了するまでの約2週間です。
攻略対象キャラは、生徒「綾瀬」「莉奈」「シルク」「はるか」の4人と、シスター「美弥子」の1人。
5人ともそれぞれ個別EDが1つずつあり、その他にハーレムEDが2つあります。
難易度は、個別ルートはそれ程難しくありませんが、ハーレムルートはかなり歯応えがあります。
選択肢は1回当たり、50個弱位です。
プレイ時間は、個別ルート各1時間30分位(初回はプラス6時間)、ハーレムルート全部で1時間30分位、と言ったところでしょうか。
※CVすべて聴いた場合
<システム補足>
メディアはCD-ROM2枚。
インストールで使用するHDDは、約1.1GB。
尚、ゲーム起動の都度、認証のためCD-ROMは必要です。
メニューは一通り揃っていて、特に足りないと感じたものはありません。
よく使う「セーブ」「ロード」は、今回は1クリックアイコンが用意され、使い勝手も更に良くなりました。
オートの待ち時間も文字数感応タイプになり、更に実用的になりました。
キャラ別に音声ON/OFFを選択できるのも親切ですね。
…【もっとも、OFFにしたいと思う声優さんはいなかったが…(-_-;)】
ひとつだけ言わせて貰えば、今回はヒント機能が欲しかった…。
…【ハーレムルート難し過ぎヽ(;´Д`)ノ】
修正パッチはありません。
相変わらず発売日当日から安心してプレイ出来ます。
…【どこまで伸びる、パッチなし記録…(^^)】
今回もゲーム起動中は特に異常終了もなく、動作は非常に安定しています。
<音声>
CVは、比較的新人(?)・ベテラン取り混ぜた組合せです。
…【シルクが出ると知った段階で、春日ほのかさんは当確だったが…(-_-;)】
キャスティングは的確で、演技もまったくと言っていい程違和感は感じられませんでした。
逆に、声優さんをイメージしてキャラ設定をしたのでないかと思えるくらいです。
シルク(春日ほのかさん)の「~~であろ?」は予想通りの演技でニヤリとしましたが、綾瀬(西田こむぎさん)の「ちゅ~~う」は個人的には『延髄蹴り』という感じでした。
…【↑そのシーンの直前でセーブして、何十回と聴いていた奴(^_^;)】
全般的に、皆さんそれぞれの得意分野で伸び伸び演技されている印象ですね。
他には、犬や猫のCVも声優さんが当てていたのには微妙に笑えました。
<音楽>
音楽は全部で13曲。(内、ボーカル曲は1曲)
主題曲「Strawberry Kiss」は、詞:斎藤紀子&山根かつみさん、曲:浅草徹さん、ボーカル:斎藤紀子さんです。
最近は斎藤紀子さんがボーカルを担当していない作品も出てきましたが、個人的にはやはり斎藤紀子さんの曲を聴くと「さぁ、これからトラヴ作品プレイするぞ~」と気合が入りますね。
良くも悪くもイメージが刷り込まれてしまってます(^_^;)
曲調はアップテンポで、Eギターでリードするお馴染みの曲感。
イメージ的には、今までのトラヴュランス作品の主題歌を踏襲しています。
BGMは全部で12曲。
担当は「山本英樹」さん。
全体的に明るいイメージの曲調が多いです。
当然と言えば当然ですが…(^_^;)
ドラムとベースでしっかりと重低音を形成する、奇を衒わないが骨組みがしっかりしている印象を受ける曲が多いです。
2・3種類くらいの楽器のみで形成された、シンプルで情感豊かな曲なんかも欲しかったところですが…。
良かったのは、たぶん一番耳にした「Holy School」、イベント時に流れる「Fizz」あたりです。
ちなみに、BGMの音質は良好です。
<原画・CG>
原画は「志水直隆」さん。
ちょっとタレ目の愛嬌のある顔が特徴的な、トラヴュランスの主力原画家さんです。
でも今回は、全体的に淡い印象を受ける画のせいか、横を向いた時に異様に尖って見えるキャラの鼻のせいか、いつものに比べてやや違和感を感じました。
特に、立ち画と一部のイベント画は妙にデッサンが違い、統一感が損なわれていると感じるものも少なくありません。
単にグラフィッカーが多い事による差異であれば杞憂ですが、このシリーズの当初で感じた「女の子の柔らかさ」が今回は今一つ伝わってきませんでした。
特に、体のライン等にそれは表れていて、この年頃の女の子の表現としては少しシャープ過ぎるように感じます。
個人的にはもう少し丸みを帯びた、ちょうど「尽くして1や2」のパッケ画のヒロインくらいのラインが一番しっくり来るのですが…(^_^;)
CGの塗りや線は特に問題ないと思います。
ぼかした感じの淡い色使いは、それ自体は綺麗に処理されていると思います。
ただそれに頼りすぎていて、原色の美しさという点ではやや精彩に欠ける印象ですが…。
影の付け方や背景画はまずまずという感じですね。
CG回想モードは、綾瀬:31(13)、莉奈:33(12)、シルク:18(10)、ほのか:25(10)、美弥子:18(8)、その他:81(28)、合計:206(81)、です。
※括弧内は、表情パターン別を1つとしてカウントした枚数。
この内、えちぃCGは約8割に当たる、183(67)です。
シーン回想モードは、綾瀬:5、莉奈:6、シルク:5、ほのか:5、美弥子:4、その他:10、合計:35、です。
<演出・効果>
特にありません。
<設定・シナリオ>
シナリオは「土佐よしひろ」さん。
シリーズ5作目となる本作品。
今回のシナリオは、当初からハーレム状態でスタートし、長い長い共通ルートを経て、最後に短い個別ルートに分岐するという流れになっています。
学園に昔忍び込んだ主人公を匿ったヒロイン達が全員主人公に恋していたりとか、操を捧げたりとか、共有玩具にしたりとか、相変わらず無茶苦茶な設定ですが、その辺は毎度のお約束(^_^;)という事で特に気にはなりません。
…【慣れというのは恐ろしい…(^_^;)】
まぁ、いつも通り楽しめたと言えば楽しめたのですが…。
ただちょっと気になったのが、「尽くす」=「ハーレム」という図式が安易に取り扱われていないかと懸念する点です。
確かに「ハーレム」は「尽くす」のひとつの最終形とは思います。
でも「尽くす」の行き着く先が全て「ハーレム」とは限りません。
本来「尽くす」の根底にあるものは「一途さ」であり、その「一途さ」を実感できて初めて男は「尽くされている」と感じるのではないでしょうか。
それは女の子の数とは関係ないはずです。
もし、共通ルートを「ハーレム」にしたので、これは「尽くしてあげちゃう」のタイトルが相応しいと言うのなら、少し違うのでは?と言いたい。
それは単に短絡的な大鑑巨砲主義の発想ではないかと思います。
今作ではこの「一途さ」の表現をあまり感じられなかった事が少し残念でした。
そしてそれに付随する事ですが、共通ルートが「ハーレム」状態であるが故に、個別ルートクリア後にプレイできる本来の「ハーレムルート」に新鮮味を感じられなかった事も残念でした。
もうひとつ気になったのが、作品タイトルとのアンマッチ。
この「尽くしてあげちゃう」は、本来女の子側からの立場の表現であり、主人公は「尽くされる」立場のはずです。
ですが今作では、単にエッチに興味深々な女学生が主人公に迫り、挙句の果てに共有玩具にしてしまうという感じで、「尽くしてあげちゃう」と言うよりは「遊んであげちゃう」もしくは「教えてあげちゃう逆バージョン」という印象ですねぇ…(^_^;)
ライト感覚のシナリオだからそんなに大げさに考える必要がないかもしれませんが、タイトルが分かれてそれぞれシリーズ化されている以上、そのタイトルに合った作風にするというのは最低限必要な事だと思います。
更には、難易度の設定。
個別ルートは基本的にそのキャラに好意的な選択をすればまずクリアできると思いますが、ハーレムルートへの分岐はかなり骨が折れました。
各キャラの好感度を均一にすればいいのだろうと予測はつきますが、実にこれが難しい。
選択肢も結構クセがあるので、なかなかうまく調整出来ませんでした。
メインである個別ルートが易しくて、おまけであるハーレムルートが難しいというのは、本来逆ではないかと思います。
…【10回やって駄目だったので、その後2週間放置しました…(^_^;)】
個人的には、ワンパターンとの謗りを受けようとも、個々のキャラの「一途さ」が表現される事がこのシリーズに期待するものであり、「ハーレム」はあくまでその延長にある外伝的なものが望ましいと考えます。
<えちぃシーン>
回数はキャラ1人当り3~5回。(個別ルートのみの換算)
テキスト量は1回当り10分弱と短めで、内容的にはアッサリ表現です。
…【まぁ、これも持ち味ですが…(^_^;)】
純愛:陵辱の比率は10:0
…【書くまでもありませんね…(^_^;)】
シチュエーションは、自治会の館、主人公の部屋、校舎裏、屋上、プール、礼拝堂、南国ホテル、テニスコート、莉奈の屋敷、裸エプロン、コスプレ、等々…。
舞台が学園なので、当然学校関係施設が多いです。
南の島や高原の別荘なんてのもありますが、これはブルジョワだからと言うよりも、エロシチュを増やすために強引に展開させたと見るべきでしょう。
バリエーションは、正常位、フェラ、後背位、立位、側位、バイブ、騎乗位、座位、レズ、双頭バイブ、3P、4P、5P、等々…。
ALL和姦なので、当然ソフトなプレイばかりです。
共通ルートがハーレム状態なので、複数プレイの比率が高く、レズプレイ⇒乱交のパターンが多いですね。
単独プレイは主に個別ルートに分岐して以降が主体になります。
全体的には、健康的な和姦という感じでしょうか。
処女率は100%。
ビジュアル的にも表示されます。
…【えぇ、えぇ、それはもう痛々しいほどに…(^_^;)】
<総評>
一言で言えば「お気楽ハーレム系」という感じですね。
「尽くす」と言うよりも「遊ばれる」という印象の作品です。
シナリオは、例によって有って無きが如しの強引な展開&ご都合主義満載です。
エロは、純愛系としては濃い部類ではあるものの、エロ重視としては物足りない中間的な位置に存在します。
音声・システムは良い感じですが、原画・CGはややパワーに欠けた印象を受けました。
音楽はいつも通りという感じですね。
演出面は寂しい限りですが…。
この作品は、エロゲ初心者やハーレムが好きという方に取り合えずお薦めします。
ですが、「尽くされたい」と期待して購入すると肩透かしを食らうかもしれません。
気楽な作品を、という事であれば問題有りませんが…。
シリーズも長期化して、やや迷走している感を受けた本作品。
トラヴュランスの看板タイトルだけに、今後の展開が注目されると思いますが、そろそろ原点回帰が必要な時期なのかもしれません。
今一度、タイトルの持つ意味を考えて欲しいと切に願うところです。
最後に一言:「シルクさん、あんた何処にでも出てきますな…(^_^;)」
<review by とっぷがんさん>
2008年06月25日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:「と」美少女ゲーム
特命捜査官 真衣(7.0)
2008年05月10日
| ▼ タイトル | 特命捜査官 真衣 | ![]() |
| ▼ ブランド | 極フェロ | |
| ▼ ジャンル | 女捜査官調教ADV | |
| ▼ 対応OS | Win2000/XP/Vista | |
| ▼ メディア | CD-ROM | |
| ▼ 定価 | 税込\2,980 (税抜\2,838) | |
| ▼ 発売日 | 2008/04/25 | |
| 【CG観賞モード】 | あり | |
| 【シーン観賞モード】 | あり | |
| 【BGM観賞モード】 | あり | |
| 【メッセージスキップ】 | あり(未読・既読判別なし) | |
| 【メッセージ履歴機能】 | あり(音声リピートあり) | |
| 【オートモード】 | あり | |
| 【ヒント機能】 | なし | |
| 【セーブ数】 | 40個 | |
| 【エンディング数】 | 2個+ | |
| 【ディスクレス起動】 | 可 | |
<ストーリー>
─近未来。
犯罪組織の内偵を進めている女捜査官・真衣は順調に囮捜査を進めていたが、あと一歩のところで組織に捕らえられてしまう。
組織は、捕らえた女捜査官を調教して組織側のスパイにしようと考え、その世界では有名な、プロの「調教師」に女捜査官の調教を依頼する。
その日から始まった、いつ果てるとも知れぬ牝奴隷への調教。
妖しい器具と媚薬によって、淫らな身体へと調教されゆく女捜査官の運命や如何に…。
<キャラクター紹介>
一之瀬 真衣(いちのせ まい) CV:春日アン
女捜査官。素直で真面目な頑張り屋で、正義感が強くプライドが高い。
両親は5歳のときマフィアの抗争に巻き込まれ亡くなった。
一人っ子で天涯孤独の身だが、悲しい過去を感じさせない笑顔の持ち主。
少しでも平和な街にしようと思い警察官になる。特務捜査官になってからまだ日が浅い。
男性経験は余りない。
麗華(れいか) CV:佐藤玲羅
高級娼婦、人身売買など性の技を駆使する人を調教する調教師。
その世界で一流の腕を持ち、仕事をキッチリこなすプロフェッショナル。
調教師としての仕事に誇りを持ちまた絶対の自信を持っている。
可愛い娘が牝奴隷になる過程が楽しく、様々な方法で真衣を調教する。
このホームページは極フェロより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権は極フェロに帰属します。
<購入動機>
一部で結構評価が高かったので。
値段が安かった、というのもあります。
値段が安いと衝動買いというか、買いやすいですね。
<音楽・音声>
値段相応ということでボーカルつきの主題歌やオープニングムービーはないです。
しかし、エンドロールのムービーなど頑張っている印象は受けます
音楽も5曲ですが、おまけのBGM鑑賞があります。
(ないソフトもありますしね)
音声は2人ですがフルボイスです。
春日アンさんとか結構有名な方が起用されています。
しかし、確かに心の中で思っている時の声と悲鳴を上げた時の声の音量が違うの何故でしょうか?
これが仕様なのでしょうか?
聞く側にしてみれば音量がバラバラだと調整がしにくいです。
顕著なのが、攻める(調教する)側はたぶん冷静さ冷酷さを出すために声を潜めているのでしょうが、こっちにボリュームを合わせると攻められる(調教される)側の悲鳴が大きくて、困ったことになります。
ですので、音量はもう少し統一して欲しかったところです。
ただ、ちゅぱ音はないですが、隠語のピー音もないですし、値段から言えばそこそこではないかと。
<感想>
内容は3択の選択が6つで、CG鑑賞35枚、シーン鑑賞21です。
難易度はほとんどなく、つねに1番目、2番目、3番目の選択するだけで全部埋まりました。
ここは、クリアするごとに選択肢が増えるとか、選択によって次の選択が変わるとか少しは変化を付けて欲しいところです。
ミッションスーツ姿の特命捜査官。
というのが売りですが、簡単に脱がされて××××されてしまいます。
そして、調教ものというより値段によるのか、いわゆるバッドエンドしかないのも寂しいところだし、フルボイスなだけに、動きが全くない同じ絵がすっと続くのも今時としては苦しいところです。
フルアニメを期待している訳ではないですが(この値段では当然無理でしょうけど^^;)、表情くらいは変えてくれと声を大にして言いたいです。
とは言え、売りのミッションスーツ姿で攻められる絵はけっこうきていて、テキストも調教相手が同じ女性ということで、男性の場合とは違った感じに仕上がっています。
それに、クリアしたあとシーン鑑賞を適当にAutoで流すと、フォーカスがほかのウインドウにいってもかってに進んでくれる、こういうシステム面は好きです。
(このプログラミング能力があって、なぜ音量の調節が・・・)
<10点満点での総合評価>
7点
値段相応ということで少し甘めの点数です。
ただヌキ目的なら優秀ですし(調教師が女性なのでレズがメインとなりますが)、テキストが優秀(特に言葉責め)なので興味を持った方にはお薦めです。
お気に入りのキャラ:真衣ちゃん
最後に一言:「フルインストールで270MB。サイズ的に頑張っていてHDDに優しい仕様です。」
<review by papi2さん>
2008年05月10日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:「と」美少女ゲーム
智代アフター(9.0)
2008年01月26日
| ▼ タイトル | 智代アフター ~It’s a Wonderful Life~ |
|
| ▼ ブランド | Key | |
| ▼ ジャンル | AVG | |
| ▼ 対応OS | Win98/ME/2000/XP | |
| ▼ メディア | DVD-ROM | |
| ▼ 定価 | 税込\6,090(税抜\5,800) | |
| ▼ 発売日 | 2005/11/25 | |
| 【CG観賞モード】 | あり | |
| 【シーン観賞モード】 | あり | |
| 【BGM観賞モード】 | あり | |
| 【メッセージスキップ】 | あり(未読・既読判別あり) | |
| 【メッセージ履歴機能】 | あり(音声リピートあり) | |
| 【オートモード】 | あり | |
| 【ヒント機能】 | なし | |
| 【セーブ数】 | 30個 | |
| 【エンディング数】 | 4個 | |
| 【ディスクレス起動】 | 不可 | |
<ストーリー>
町外れの廃品回収屋に就職した朋也は、一人暮らしを始め、恋人と蜜月の日々を送っていた。
そこへ、智代の弟 鷹文が父親の隠し子 ともを連れてくる。
ともは母親を置き去りにされており、やむなく朋也と智代が保護することになった。
さらに夏休みを目前にして、鷹文の昔の彼女、河南子も家を飛び出してやってきた。
5人で過ごす、最初で最後の夏休みが始まる。
このホームページはKeyより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はKeyに帰属します。
注意:いつにも増してネタバレ満載レビューです!
<購入動機>
雑誌で記事を読んで、非常に興味がそそられたので。
特に、智代が四つん這いでへこたれているシーンが気になりました^^;
<グラフィックについて>
原作「CLANNAD」の樋上いたる氏からフミオ氏に変わった事で、キャラクターデザインが変わり、キャラクターの印象がガラリと変わっています。
あまりにも変わりすぎ、との声も上がりそうですが、個人的にはアフターストーリーとしての本作では、キャラクターの成長という意味も含めて、今回のデザインはとても良いと感じています。
<音楽・音声について>
音楽は、ピアノを主体とした、穏やかな曲が多用されています。
バリエーションに富んでおり、聴いていて心地良いものでした。
「CLANNAD」では音声がありませんでしたが、本作ではボイス入りとなっています。
各キャラクター別の印象を語りたいと思います。
-智代-
精神年齢が高そうに見えるため、やや低めの大人っぽい声を想像していました。
しかし、聴いてみると意外や意外、涼やかでかわいらしい声でした。
-河南子-
こちらは智代とは対象的に、元気で非常に明るい声です。
キャラクターの性格はやや生意気ですが、声に関してはあまり高飛車な印象はなく、小悪魔的な感じです。
-鷹文-
大人びた感じがありますが、容姿に違わずまだ少年の面影の残る声です。
河南子と同じ方が演じておられますが、演じ分けも良く出来ています。
作中での「えへへへへぇ~、おねぇちゃ~ん」はある意味必聴^^;
-とも-
ラブリーです、えぇ~ラブリーです。
とってもカワイイです。これが萌えというものなのか^^;
何だか逆らえない感じです。
<感想>
本作はADVではありますが、後日談的な要素が強いので、「プレイする」というより「読み進める」という感じです。
選択肢は時折出てきますが、殆どはストーリーが大きく変わる程の分岐は無く、「ちょっと脇道それてみようか」程度ですので、肩肘張らずに物語を楽しめます。
ただ、しっかりとストーリーを見定めて選択肢を選ばないと途中で終了、となってしまいますのでご注意を。
ストーリーについてですが、登場人物が限られている事により、丁寧に深く語られていきます。
テキスト量はかなりのものですが、それを感じさせずにテンポよく物語を読む事が出来ますので、途中で飛ばしたりせずに、全て読むことをお勧めいたします。
また、ちょっとした息抜きみたいな楽しい部分も本作には存在します。
「森のぱんださん」という歌の歌詞を作る所は抱腹絶倒間違いないですし、なんとミニRPGもあったりします。
「CLANNAD」にはなかったエッチシーンが本作は物語上存在しますが、朋也(主人公)と智代の二人だけのものしかなく、またその数も多くはありません。
しかし、物語冒頭で繰り広げられるちょっと変態チックなプレイは、戸惑う智代の様子と相まって、一種の楽しさがあります。
<エンディングについて>
今回の「智代アフター」は、「CLANNAD」の後日談という事もあり、どういう風に話がまとまるのか楽しみにしておられた方も居ると思います。
「アフター」編の最後で、手術を終えた朋也は記憶は戻るものの、その身体には障害が残り、(智代の語りと朋也の台詞から察すると)最後には他界してしまうので、世間一般で言う「ハッピーエンド」とは遠い印象を受けます。
この結末に、憤りや寂しさ、悲しみを感じる方は多いと思います。
「智代が費やした時間と苦しみに対して、この結末はあまりにも非情ではないのか」と。
実は私自身、最初エンディングを見た時は少々寂しさを感じました。
だけどもう一度エンディングを見て、智代の立場になって考えてみた時、「これはある意味ハッピーエンドなのだ」と思ったのです。
朋也が記憶喪失になった時、彼女が一番望んだ事は一体何なのか。
作中では語られていませんが、朋也の記憶を取り戻す為にあれこれ手を変え品を変え、智代は色んな事をしたでしょう。
しかし状況は一向に変化の兆しを見せず、幾度となく朋也の記憶がリセットされてしまう度に、彼女は一体何回泣き、絶望したのでしょうか。
終わりの見えない苦しさに、もしかしたら、二人で共に死ぬことすら覚悟したのかも知れません。
でも彼女は、ともと交わした約束と朋也との絆を心の支えにして、決して諦めず、苦しみの中でひたすら耐えました。
そして、手術を終えた朋也が小さく彼女の名前を呼んだ時、ようやく彼女は苦しみから解放されたのです。
彼女が願っていたのは、大切な人が無くした記憶と共に自分の元へ帰って来ること。
苦しみから解き放たれ、願いが叶ったのですから、このエンディングはハッピーエンドなのです。
「大切な人を失ったのに、何がハッピーエンドだ」と思う方もいらっしゃるでしょう。
でも、メビウスの輪のように延々と繰り返される苦痛を与えられるよりは、たとえ大切な人を失う事になってしまったとしても、前を向いて進む事が出来るだけの大切な何か与える事ができ、そして貰い、悔いの無い人生を送る事こそが、人生においては大切なのではないのかと、私はそう、思います。
朋也は最後にこう言います。
「おまえのおかげで、良い人生だったよ」
人生の終焉において、一点の曇りも無い、心からの言葉。
それを言った朋也も、それを聞いた智代も、幸せだったと思います。
人生とは、楽しい事も嬉しい事も、辛い事も悲しい事もある。
だけどその中で、大切な何かを得る事が出来たのなら、それは素晴らしい事であり、その人にとって何よりもかけがえの無い宝物だと、智代は伝えてくれたような気がします。
だから、彼女はこう言うのです。
It's a Wonderful Life!(人生はかくも素晴らしい)と。
<10点満点での総合評価>
9点
作品に引き込まれるという表現がぴったりの作品でした。
惜しむらくは、演出面が少々物足りないのと、ともとの思い出があまり盛り込まれなかった事です。
お気に入りのキャラ:坂上智代…とても家庭的で母性愛溢れている所に惹かれます。
最後に一言:「深く描かれる「絆」の物語を楽しむ、「幸せって何だろう?」と考えさせられる、良い作品です。」
<review by ban-choさん>
2008年01月26日|コメント (1)|トラックバック (0)
カテゴリー:「と」美少女ゲーム
ToHeart2 XRATED(9.5)
2008年01月25日
| ▼ タイトル | ToHeart2 XRATED |
|
| ▼ ブランド | Leaf | |
| ▼ ジャンル | Leaf Visual Novel Series (Vol.5) | |
| ▼ 対応OS | Win98/ME/2000/XP | |
| ▼ メディア | DVD-ROM | |
| ▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) | |
| ▼ 発売日 | 2005/12/09 | |
| 【CG観賞モード】 | あり | |
| 【シーン観賞モード】 | あり | |
| 【BGM観賞モード】 | あり | |
| 【メッセージスキップ】 | あり(未読・既読判別あり) | |
| 【メッセージ履歴機能】 | あり(音声リピートあり) | |
| 【オートモード】 | あり | |
| 【ヒント機能】 | なし | |
| 【セーブ数】 | 100個 | |
| 【エンディング数】 | 10個 | |
| 【ディスクレス起動】 | -- | |
<ストーリー>
3月――寒い冬を乗り越えて、ようやくたどり着いた芽生えの季節。
幼なじみであり腐れ縁な雄二と一緒の気楽な学園生活も、ひとつの区切りを迎えようとしていた。
新しい季節が近づくにつれ、変わらないと思っていた日々が少しずつ変化してくような気がする。
新学期にウチの学校へ入学してくる、幼なじみのこのみ。
雄二の姉であり、俺やこのみにとっても姉のようなタマ姉のこと。
それだけじゃない。
季節と一緒に何かがやって来る、そんな気がするんだ。
もうすぐ春がやって来る。
去年とは違う春が――
このホームページはLeafより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はLeafに帰属します。
<購入動機>
ネット上でのタマ姉の好評によるところ大!
全年齢版には見向きもしてきませんでしたが、18禁版が出たのは丁度いい機会かと思い、購入しました。
<CG>
原画はみつみ美里、カワタヒサシ、甘露樹、なかむらたけしの4氏が担当。
各氏の個性が過剰に突出していることもないし塗りも綺麗な、極めて秀逸な絵柄です。
万人受けする絵で、絵買いの人も多いと思います。
また、OPのムービーがやたらしっかりしてるなぁと思ったら、外注先がタツノコだったりプロダクションI.G.だったりと、妙なところで驚かされました^^;
(褒めてますよ♪)
OPムービー&OPソングは必見ですよ^^;
<音楽・音声>
BGMは40曲、うちボーカルトラック2曲。
しっかりツボを押さえたBGMで、雰囲気を盛り上げます。
なんというか、ほんわかとした気持ちにさせてくれます。
ボーカルトラックもイイ感じで、特にOPは良い意味で純愛ゲームのOP曲らしい名曲かと。
人気が出そうで、今後カラオケに登場するのではないでしょうか^^;
音声は極めてハイレベルにまとめられており、エッチシーンも含めて非常にいい演技で楽しませてくれます。
キャラにも合っており、キャスティングも含め、仕事に係わった人全て良い仕事をされているなと^^;
…しかし、クレジットが表示されないのはなぁ…。
<感想>
確かに全年齢版は手を出していませんでしたが、Leafが「あの」To Heartの名を冠することを許した続編ということで、気にはなっていました。
そこで、感想。
まずこれだけは言っておかねばっ!
萌えるっ!!!
このゲームは高校1年から2年にかけての春を描いた学園ラブコメと、確かにコレ以上ないぐらい使い古されたテーマです。
が、どんなに使い古された主題でも、妥協なくマジメに作れば名作になることを見事に証明してくれています。
また、それだけ王道=みんな大好きなテーマ、なのでしょう。
ヒロインズも、幼馴染を単に同い年にするのではなく年上・年下に1人ずつ配し、委員長という言葉を聞いて想像しそうな堅物とは正反対の人物を「委員長」にしてしまうなど、きっちりスパイスも利かせてあります。
それに、ヒロイン・スタッフとも1からは一新されており、前作の威光を過剰に引っ張っていないあたりも大いに好感が持てました。
別にシナリオが深遠な訳ではない(攻略ルートヒロイン以外のヒロインがシナリオに絡んでこなかったり、深いテーマがある訳でもない)ですが、キャラに対して萌えるという一点において、ある意味究極の作品です。
エッチシーンも濃い目に作ってあり、こちらの方もなかなかのもの。
ちょっと意外で、儲けた気持ちになりました。
さすがは18禁と名を打っただけのことはあります。
(´-`).。oO(まぁ純愛ゲームで、しかも萌えがテーマなので過剰な期待は禁物ですが…)
1作目は社会現象となり、その後の同人等ヲタク社会をリードした名作でありました。
もちろん人によると思いますが、筆者自身の感覚としては第2作が第1作を超えた数少ない成功例だと思います。
<10点満点での総合評価>
9.5点!
個人的には10点満点です。
10点満点をあげたい!でもキャラによるシナリオの落差が…。
そこが残念でなりません。
「ToHeart」を超える作品が「ToHeart2」であるように、「ToHeart2」を超える作品は「ToHeart3」でありますように^^;
あと、主人公のヘタレっぷりが話題になっていますが、あんなのは飾りです^^;
萌えラーではない一般の人には、分からんのですよ。
全年齢版に手を出した人はもっと評価を落とすかもしれませんが、XRATED単体に対する評価なら、十分この点数に値すると思います。
<お気に入りのキャラ>
タマ姉!
噂に違わぬ、強烈な萌えをありがとう!
でも、他のヒロインもしっかり萌えどころを押さえてあり、かなり甲乙付け難いです。
<最後に一言>
最近の萌えゲーは先鋭化しすぎてどうも…とお嘆きの貴方、是非本作をお試し下さい。
コンスタントにこのクオリティのゲームが出せれば、Leafは間違いなく安泰デス。
<review by べるさん>
2008年01月25日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:「と」美少女ゲーム
特警戦隊サイレンジャー(8.0)
2008年01月01日
| ▼ タイトル | 特警戦隊サイレンジャー |
|
| ▼ ブランド | Anim | |
| ▼ ジャンル | ADV | |
| ▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP | |
| ▼ メディア | DVD-ROM | |
| ▼ 定価 | \9,240 (税抜\8,800) | |
| ▼ 発売日 | 2007/09/14 | |
| 【CG観賞モード】 | あり | |
| 【シーン観賞モード】 | あり | |
| 【BGM観賞モード】 | あり | |
| 【メッセージスキップ】 | あり(未読・既読判別あり) | |
| 【メッセージ履歴機能】 | あり(音声リピートあり) | |
| 【オートモード】 | あり | |
| 【ヒント機能】 | あり | |
| 【セーブ数】 | 100個 | |
| 【エンディング数】 | 5+3個 | |
| 【ディスクレス起動】 | 不可 | |
<ストーリー>
宇宙歴3000X年。
銀河系のはずれにある辺境の地「地球」を占領した悪の組織『デマゴーグ』。
そのデマゴーグが開発した淫闘獣により、銀河系の治安は悪化し始めた。
そんな悪行を見逃せない銀河連邦警務局は、対凶悪犯特殊装備警察チーム『サイレンジャー』を地球へ派遣する。
その3人の名は、
真っ赤な正義の炎を燃やす『サイレン・レッド』
黒き野望を打ち砕く『サイレン・ブラック』
平和を愛する白き閃光『サイレン・ホワイト』
果たして、デマゴーグの魔の手から地球を取り戻すことが出来るのだろうか!?
このホームページはAnimより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はAnimに帰属します。
<システム>
スタートメニューやボタンなどが話の雰囲気にあっており、メッセージウィンドウが3つのうちから選択できたりと、色々盛り上げる方法が考えられています。
左クリックすれば音を出して途中でもちゃんと次に進むし、Autoなら音声はすべてしゃべってから進む、ホイールをまわせば履歴がでたりと、当たり前のことが当たり前に出来る非常に安定したシステムです。
また、今時のシステムらしく、ウィンドウ表示も選択でき、フォーカスを別に移してもAutoが動くなど、かなりの出来ですが、ここはフルスクリーン表示でプレイすることをお勧めします。
でも修正ファイルは出ていますが^^;
<音楽・音声>
このクラスではお約束の主題歌付きで、おまけのSOUNDMODEで再生できるのは20曲です。
音声も当然のごとく本職の方を使われて、キャラクターにも合っています。
昔はテキストと音声が明らかに違うとかよくあったのですが、しっかりテキストどおりで女性陣とナレーションはすべて音声付きで、そこまでしなくてもというくらいやってくれてます。
<感想>
戦隊ものを意識した次回予告やアイキャッチをいれたり、途中で諜報活動のかたちでストーリーの復習をさせたりなどなかなか考えたつくりになっています。
結局は凌辱ものなのですが、希望と絶望をその背景に使い、ストーリーもどこかのエロビデオよりしっかりしたものとなっています。
しかし、触手とか触手とか、広く浅くではなく、狭く深くが基本なので、購入属性は限定されるかも。
ただ、戦う戦隊ヒロインものでは、ストーリーや絵は良くてもボリュームが無かったりすることが多いですが、本作はまあ最低ラインは超えていると思います。
<10点満点での総合評価>
8点
戦う正義のヒロインものでは2007年で1番かも。
ただし、分野が縛られるので少し辛い点数になっています。
お気に入りのキャラ:特になし。
最後に一言:「フルインストールで1GB、当分消さないかな。」
2008年01月01日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:「と」美少女ゲーム
灯穂奇譚(7.5)
2007年12月25日
| ▼ タイトル | 灯穂奇譚(とうすいきたん) | |
| ▼ ブランド | 水鏡 | |
| ▼ ジャンル | ノベル | |
| ▼ 対応OS | Win98SE/ME/2000/XP | |
| ▼ メディア | CD-ROM | |
| ▼ 定価 | 税込\3,150(税抜\3,000) | |
| ▼ 発売日 | 2005/04/29 | |
| 【CG観賞モード】 | あり | |
| 【シーン観賞モード】 | あり | |
| 【BGM観賞モード】 | なし | |
| 【メッセージスキップ】 | あり | |
| 【メッセージ履歴機能】 | あり | |
| 【オートモード】 | あり | |
| 【ヒント機能】 | なし | |
| 【セーブ数】 | 無限 | |
| 【エンディング数】 | 3個 | |
| 【ディスクレス起動】 | 可 | |
<ストーリー>
転居から10年の時を経て、生まれ育った山村へと足を踏み入れた主人公・永井桐人(きりと)。
その目的は、村に遺してきた生家を、完全に引き払うためであった。
成長を遂げた、幼なじみの加茂カナタとの邂逅と、久しぶりに四肢に染み渡る田舎での生活は、都会での生活に疲れた桐人の心に、潤いに似た安堵感を与えていた。
しかし…。
夜、偶然見かけた二匹の蛍。
何気なく、その飛び行く先を追いかけているうちに、桐人は村で奉られている神社へと導かれる。
そこで感じたのは、幼少の頃には微塵も感じることが無かった、深い闇。
その日から、見慣れた田舎の風景は一変した。
桐人の心を徐々に蝕む、深遠から染み出す空気。
彼の心は徐々に虚妄に支配され、自分自身を維持するための葛藤の時間を必要としていくことになる。
そんな中――誰もいないはずの神社で出合った、一人の少女。
その瞬間、桐人の見知った世界に大きな亀裂が走り――
彼は、村に埋もれていた禁忌へと呑まれていく。
村に残る、謎の風習。
「夜に大声を出してはいけない」
「夜に人と争ってはいけない」
「月の無い夜に、女性は人前に姿を見せてはいけない」
全て、同じ苗字の村民。
神社の奥に奉られているという“祠さま”。
夏の日差しの裏側にある、月光さえも届かぬ世界。
その目に映る幾多の灯火は、何を導き、何を語りかけるのか――。
<キャラクター紹介>
加茂カナタ(CV:成瀬未亜)
主人公・桐人の幼なじみ。
顔にも身体にも幼さが残る、至って健康的な発育途中の○○生。
桐人をキリ兄と慕い、優しく、物腰の柔らかい性格であるが、軍鶏や野犬と素手で互角に張り合えるほどの攻撃力を有している。
村の外の世界を知りたいと思いつつも、二人暮しの母を残していく事に躊躇いを感じている。
「初潮はまだなの…」本人談
稗田霧香(ひえだ きりか/CV:北都南)
ちびと眼鏡とゴスロリと非力がトレードマークの民俗学者の卵。
見た目とかけ離れた剛胆な性格と明晰な頭脳で、真理のためならば流血事すら辞さない行動派。
社会科学だけでなく、自然科学の知識に精通し、徹底した合理主義に、恐ろしいほどの推理力。
そして他人の意見は参考程度にしか聞かない独断力で、今回は佐奈伎の村の謎に挑む。
難しい謎を解くと、頭の熱暴走の関係で鼻血をたらすのがチャームポイント。
ナミ(CV:一色ヒカル )
深夜の佐奈伎神社で、桐人が出会う少女。
自分よりはるかに年少であると思われるナミ(身長145㎝)に、桐人は見たこともない母の抱擁を感じる。
悠久の時、この地でたった一人、形を持たない魂に名という形をあたえ続ける少女。
真名、そして灯穂…。
漆黒に沈む、佐奈伎(さなき)の谷の底、桐人が知ることになる村の真実。現と幻の裂け目の先にある光景。
そこで――息づくものとは。
このホームページは水鏡より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権は水鏡に帰属します。
<購入動機>
ミステリアスな雰囲気のゲームだったので^^;
「読むのが面白そうだな」という理由で購入に至りました。
北都南さんや一色ヒカルさんも出演なさっているという声買いもあります。
<ゲームの概要>
全編、テキストが縦書きで表される、ノベル形式のゲームです。
ノベル形式といっても選択肢はありますし、分岐点もあります。
ミステリアスな感じがする、ストーリー重視のゲームです。
<システム補足>
インストール形態はフルインストールのみで、約620MB必要です。
一度インストールしたら、次からはCDを挿入しなくてもOKです。
また、本作はメッセージウィンドウが無く、ノベルは全て縦書きで表されます。
画面全体にテキストが埋まるので、CGを文字が隠してしまう、という事になります。
「CGを見にくくするとは何事か!」と怒る方もいるかもしれませんが、極めて「和」の雰囲気を大切にする本作では、これもまたありかな、と。
修正ファイルがアップされています。
当てると、未読・既読スキップが可能になる他、縦書き・横書き選択機能などが追加されます。
同人の低価格作品ですが、きちんとオープニングムービー・エンディングムービーも用意されています。
<音楽・音声>
女性キャラはフルボイスです。
出演なさっている声優さんは有名な方ばかりなので、安心して聴けます。
登場人物は、大体がロリであり、かわいらしい声です。
音楽は、結構手の込んだ作りだな、と思いました。
ピアノだけで作られた曲があると思えば、ギターや擦弦楽器のピッチカート等を使って作られた曲もあります。
謎が次々と出てくる作品ですので、音楽のもたらす効果も大きかったと思います。
ただ、もうちょっとシンプルな曲があっても良かったかもしれません。
<原画・CGなど>
原画は 基4%さん。
CGは、ロリを表現するのに適した絵柄です。
瞳が大きく、表情の変化も良く表現されていますね…稗田以外は^^;
色使いは全体的に淡いです。
と思いきや、突然暗い画面に真っ赤な眼が映し出されたり、と驚きを誘う場面も…。
ただ、上記の通り、テキストが縦書きで書物のように画面全体に書かれるので、必然的にCGが見づらくなります。
まぁ、右クリックを押せばテキストを消すことはできるので問題ないですけどね^^;
<エッチシーン>
登録されるエッチシーンは、5個と少なめ。
全て1対1の和姦で、相手はロリです。
「とっても恥ずかしいけど、お兄ちゃんが大好きだから我慢するよぉ」
という妹キャラに萌える方にはお勧めできますが、基本的にエッチシーンよりもストーリー重視ですから、そんなに期待は…。
淫語ですが、放送禁止用語にはピー音が入ります。
消しの長さは「1文字分はしっかり消えている」、といったくらいの長さです。
<感想>
前半は田舎の開放的な暮らしとヒロインの描写が主で、中盤は村の謎の風習と奇妙な体験、そして終盤に…、と物語は進んでいきます。
ヒロイン・カナタは、野犬の群れを素手で追い払うことができるという元気少女ですが、そんなヒロインに箒(ほうき)で持ってぶん殴られたり、川原で昔のように、はしゃぎながら遊んでいたら、ふとした瞬間に「子供」だと思っていた妹キャラに「女」を感じることがあったりと、キャラの魅力は十分に描かれています。
感情移入しやすい雰囲気ですし、できれば後々になって響いてきます。
また、前半では、幽遊白書や初代ファミコン等のゲームネタ等書かれていて、そういったネタが分かる人は楽しいかもしれません。
そして、少しずつ田舎故の奇妙な風習が見え隠れし、「神隠し」「不気味な神社」等、ミステリアスな展開に物語は進んでいきます。
「銅鐸」「新嘗祭」「イザナギ・イザナミ」
以上のような言葉が出てくる、日本古代史・古代神話などを多少なりとも知っていると、本作をスムーズに読み進めることができるかもしれません。
本作では、それらがかなり深いところまで説明されていて、ゲームの主題を支えています。
「月の無い夜に、女性は人前に姿を見せてはいけない」
「かわひらき(蝶)を見てはいけない」
「女性は、月の夜にこの村から出てはいけない」
このような謎が謎を呼ぶ風習。
巨大な銅鐸。
2人以上のときは見ることができないのに、1人でいるときは見ることができる蛍。
祠様の祟り。巫女服の謎の少女。
神社の奥に、無限に続いているかのような長い廊下。
以上のような、日本人の古風な文化の背景や教育を礎とした、本能的な禁忌や恐怖・謎に対する探究心を上手に物語と絡め、なおかつ幽玄さを醸し出す音楽で雰囲気は盛り上がります。
そして、そこに「強い愛」と倫理で板挟みになる苦悩等も上手に表現されています。
こういった終盤の読ませ方は秀逸で、一気に物語を読ませてくれました。
そういった意味では、画面全体に書き出される、縦書きのノベルも、「CGを隠してしまう」といった欠点よりも「テンポ良く読ませ、ホイールによる読み返しも少なくする」と言った長所の方が多くあると感じました。
決して一般的とは言いがたい内容ですし、万人受けも…どうでしょう。
でも、「作りたいものを作る」という製作者の意気込みと、日本古代史への考え等が伝わってきたようで、狭く深い主題の良さが伝わってきたように感じます。
<10点満点での総合評価>
7.5点
同人ゲームだから形にできた主題であるかもしれません。
「ゲーム」というよりも「ノベル」に近い作品でした。
「妹萌え」「日本古代神話」「幽玄」この3つのキーワードのうち、2つ以上に興味をそそられる方は、チェックしてみては如何でしょうか。
値段以上に堪能できました。
お気に入りのキャラ:加茂サユキ… 物語を読んでいる途中、一番動向が気になった人なので。
最後に一言:「次も和風なゲームをお願いします。」
<review by ひびきさん>
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