ドリル少女ユイ(4.0)
2008年08月08日
<あ・ら・す・じ>
主人公、萩原仁人はかつてケルベルスと名乗る秘密結社との戦いで名を上げた英雄だった。
ケルベルスは彼らのみが独占していた超技術エーテルドライブを操り、破壊活動を行っていたが、彼らから奪取したエーテルドライブを装備した主人公達の部隊によって壊滅させられた。
それから10年余。
ケルベルスに愛する人を奪われ復讐の刃を取っていた主人公は、ケルベルスの壊滅と共に自らの戦いに倦み、半ば隠遁生活へと入っていた。
そんな彼の下に現れた一人の女性が告げたのは、ケルベルスの復活だった。
カトリーヌと名乗った女性に連れてこられた主人公が軍の基地で見たものは、かつての主人公の婚約者、唯に瓜二つな戦闘アンドロイドと、そして彼がかつて使用していたドリルアームがそのアンドロイドに装備されている姿だった。
<キャラクター紹介>
ユイ CV:鮎川ひなた
右手にドリルアームを装備し、主人公をマスターとして起動した戦闘人形。
主人公のかつての婚約者と同じ外見、しぐさを持っている。
性格は機械とは思えないほど感情の起伏のある性格。
ドロシー CV:中瀬ひな
無感情で任務の為なら犠牲もいとわない戦いを選択する。
尤も、彼女自身は彼女のマスターであるエドワードの指示に従っているだけである。
腕に装備したドリル・バズーカで遠距離戦を得意とする。
カトリーヌ・オガタ CV:鳩野比奈
ユイ、ドロシーの開発を担当した軍所属の科学者で、主人公達部隊の司令も兼ねる。
研究に関する熱意は異常なほどで、特にユイには何か含むものがあるよう。
その立場もあって、常に高飛車で命令口調で話す。
リカ・シュナイダー CV:涼森ちさと
主人公達の前に立ちはだかる女性ゲリラ。
エーテル・ドライブによって稼動するドリル・ソードを自在に操る女戦士。
その戦闘力は機会であるユイ、ドロシーを上回る。
エドワード・ウェストン CV:森川明大
主人公のかつての同僚でドロシーのマスター。
やや短期で指揮官には向かないものの射撃の腕は優秀。
主人公のコトを敵視し、ことあるごとに対抗してくる。
クルツ・シュナイダー CV:甘美
かつての主人公が所属していた部隊の指揮官。
冷静で癖のある部下達を教育し、使いこなしてきて人傑。
10年ぶりに主人公の前に姿を現すが…。
萩原 仁人(はぎわら じんと)主人公・リネーム不可
かつてエーテルドライブを巡るケルベルスとの戦いで大きな戦果を上げた英雄。
多大な戦果と引き換えに民間人を多く巻き込んでしまった戦いに嫌気が差し、今では半隠遁状態。
かつてケルベルスに婚約者であった唯を殺されている。
このホームページは林組より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権は林組に帰属します。
<システム周り>(ver.1.00)
基本的には選択肢型のAVG。
取り立てて変わった要素もない、ごくごく標準的なAVGだと思います。
細かいシステム周りは上記参照。
…シーン回想がないのはどういうことか…。
今までの林組作品には全て実装されていたのですが、何故でしょう?
マニュアルには回想モードの説明がありますし、各種パブリシティでも回想モードは「あり」になっていたはずですが…。
まさか、入れ忘れた?
コトの真偽はさておき、回想モードがないのは事実です。
それ以外の部分は標準的な装備はしており、取り立てて不満は感じませんが…、いや肝心な部分が…。
総プレイ時間は1ルート2~3時間程度で、既読スキップを活用すれば、コンプまでは5~6時間程度でしょう。
選択肢数も少なく分かりやすい為、難易度も低く、さくっとコンプできるお手軽ボリュームですね。
正直、定価を考えると今日びこのボリュームではきついかな、という気もしますが…。
<音声>
メインキャラフルボイス。キャストは上記の通り。
林組に出演されているいつもの方達で、演技的には非常に安心してみていられますし、キャラクターとのマッチングも良いと思います。
女性声優の方も良い感じですが、特に男性声優の方の熱演は光りますね。
作品の雰囲気を盛り上げています。
まぁ、鳩野比奈さんがこの手のキャラにハマっていたのが意外でしたが^^;
ただ、なんだか録音の音質がちょっと悪いように聞こえるのは残念な点。
なんだか、音の処理がクリアでなく、篭って聞こえたりする部分がありました。
<音楽>
全12曲。うち、ボーカル曲は2曲。OP「正義の翼」ED「破壊のエンジェル」(Vo.吉田菜穂子)。
OP曲はややサビの部分の盛り上がりに欠ける気がしますが、ヒーローモノらしいシンプルながらもテンポの良い曲調と歌詞がマッチしていて非常にゲームに合った良い曲だと思います。
EDは…う~ん、確かに30分ものアニメのEDのような感じといえばそうなんですが、一応ハッピーエンドのときにも流れている曲としては曲調も歌詞も暗めで合っていないような気もします。
曲自体は悪くないのですが、なんというか…雰囲気というかクリア後の達成感というか爽快感というかが、あまり感じられません。
BGMもこの手のゲーム音楽らしく盛り上がる戦闘シーンと落ち着いた日常等々きちんとBGMしていて結構良いです。
やや地味目で曲数が少ないため余り印象には残らなかったですが、場面にも合っていたしBGMらしいBGMだと思います。
<CG>
原画は「田島直」氏。
女性より男性キャラのほうが書き分けが出来ている気がします(^^;)が、絵柄自体は安定していますし、比較的癖の少ない絵柄なのではないかと思います。
個人的には、「動いている」状態の絵で余り動きを感じないのは気になりましたが、反面静かなシーンの感じとかは良いと思いました。
ただ、ゲームの性格上、戦闘シーンなども結構多いので、そこで今ひとつ動きを感じないのはマイナスかと…。
塗りはちょっと…正直今ひとつかな、という感じを受けました。
割合塗りや影のつけ方が単調で、ちょっとべたっとして平面的な印象を受けます。
田島直氏の線の少ない絵柄とは有っているのかもしれませんが、逆にシンプルすぎてちょっと寂しく感じてしまいます。
絵自体が地味というか、原画のラインを生かせていない気がするのは残念な点です。
背景もカナリ微妙ですね。
塗りが上と同じくシンプルすぎて寂しいというか、正直「一昔前のレベル」と思えてしまうような背景絵があるのは残念。
さらに、「人里はなれた場所」なのにビルが立っていたり、背景指定がいい加減というか、間違っている点もあったりして、ちょっとダメダメな感じです。
さらに、イベント絵の背景と通常シーンの背景のタッチが違いすぎるなど、ロコツに背景はそんなに力入れてません、ってのが見え見えなのは…。
立ち絵もキャラが足元まで表示され小さい上に、地味。
さらに、タッチが違う背景から浮いているのもちょっと…。
いや、それはむしろ背景のほうに問題があるんですが…。
原画家さんのタッチは好みに合えば悪くないと思いますし、イベント絵もよさげなモノがあるだけに、塗りや背景でダメになっちゃっていて悲しい限りです。
ただ、シナリオボリュームの割には差分含めずにイベント絵が66枚と多めなのは嬉しいところですね。
<Hシーン>
各キャラ1~4回くらい。
キャラクターによっては中盤戦くらいから入ってきたりします。
基本的には合意Hオンリーでシチュエーション的にも前戯としてフェラ、パイズリが入る程度。
ドリルモノではありますが、ドリル装備時のHシーンは全キャラ通して1つだけ。
いや、まぁ、別にいらないと言えばいらないのですが…。
内容的には尺の長さも含めてほぼ純愛系のノーマルくらいです。
要するに、コレを目当てに買うほどではない、ということです。
田島直氏の絵が好みであれば、声優さんは結構頑張っているので悪くないかと思います。
<感想>
…エーテルドライブを装備している武器が全てドリル型なのには何か意味があるのでしょうか?
そんなことを気にしてはいけません。
…本編で全然答えとか出てきませんので^^;
いや、いつもの林組シナリオといえばそうなんですが、相変らず非常にあっさりしています。
例えば…訓練とか特訓といっても「特訓した」の一言で終って内容は全然出てきませんし、上のような部分を始めとして各所の設定に言葉足らずな部分が多く見受けられ、ただただ、淡々と物語が進行していく感じがあります。
そういったいわゆる「遊び」や「補足」等の部分が全くないため、シナリオ自体が非常にあっさりしています。
さらに、シナリオ内容自体もいわばドリルがあって、それにあわせて戦闘シーンを入れて、恋愛シーンも入れておくか、的なお約束要素の組み合わせに過ぎず、山も谷も地味な感じを受ける為、非常に印象に残りにくい、淡々とした印象を受けます。
本来メインとなるべき(?)ドリルに関しても、普通に戦闘で武器で使われるだけで、「ドリルならでは」というようなシチュエーションやシーンがないのはドリル好きとしては残念無念。
ドリルを腕に装備しているヒロインも、序盤から普通の腕に付け替えることが出来たり、ドリルが必ずしも構成要素になっていないですし…。
それになにより、ドリルを使った必殺技に名前がないのはちょっと…(^^;)
う~ん、正直言って余り褒めるところがないですね…。
「ご都合主義」で「唐突」なシナリオは林組の味といえば味なのですが、今回はキャラ萌えでもないですし、取り立てて絵が美麗というわけでもない。
で、結局何が売りだったんですか?と製作者に問いかけたくなるようなゲームです。
あ、OP、EDのムービーは結構いい出来だと思いますけど。
テキストも誤字・誤変換がやたら目立つのはどうなんでしょう。
仁人が「ジント」になっていたりとか、数十箇所に及ぶ誤変換。
そこら辺のチェックくらいはきちんとして欲しいところです。
テキスト自体は比較的読みやすかったとは思いますが、そこら辺がダメダメなので結局今ひとつですね。
結論から言えば、ドリルが出ていればとりあえずOKという人か、地雷を踏みなれている人以外にはオススメしにくいですね。
<10点満点での総合評価>
4点
ドリルフェチ以外には間違いなく地雷ゾーン。
とはいえ、ドリル好きにもオススメしにくいデス。
お気に入りのキャラ:リカ・シュナイダー…いや、ドリルソードが気に入ったので^^;
最後に一言:「ドリル以外にオススメポイントはありません。」
<review by たろんなーどさん>
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2008年08月08日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:「と」美少女ゲーム
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