ゆのはな(8.0)
2008年06月16日
| ▼ タイトル | ゆのはな | ![]() |
| ▼ ブランド | PULLTOP | |
| ▼ ジャンル | 賽銭おねだりADV | |
| ▼ 対応OS | Win98/ME/2000/XP | |
| ▼ メディア | DVD-ROM | |
| ▼ 定価 | 税込\7,875 (税抜\7,500) | |
| ▼ 発売日 | 2005/03/25 | |
| 【CG観賞モード】 | あり | |
| 【シーン観賞モード】 | あり | |
| 【BGM観賞モード】 | あり | |
| 【メッセージスキップ】 | あり(未読・既読判別あり) | |
| 【メッセージ履歴機能】 | あり(音声リピートあり、マウスホイール対応) | |
| 【オートモード】 | あり | |
| 【ヒント機能】 | なし | |
| 【セーブ数】 | 56+3(オート)+1(クイック)個 | |
| 【エンディング数】 | 5個 | |
| 【ディスクレス起動】 | 可 | |
<ストーリー>
――物語の季節は冬。
大学が冬休みに入り、あても無くバイク旅行に出掛けた『草津拓也(くさつたくや)』は、片田舎にある『ゆのはな町』を訪れた矢先に交通事故を起してしまう。
道端にひっそりと建っていた古びた祠にバイクごと突っ込み、意識を失ってしまう拓也。
再び目を覚ました時、視界に飛び込んできたのは、仰向けに倒れた自分を、宙に浮かんだまま覗き込む、奇妙な格好をした少女の姿だった。
「あ、お目覚めですね。ご無事のようで何よりです」
ゆっくりと身を起した拓也に微笑みかける、不思議な格好をした少女は、自らを土地の守り神である『ゆのは』だと名乗る。
突然のことで呆気に取られている拓也に対して、ゆのはは土地神としての力を使って、瀕死の重傷を負っていた拓也を治療したことを語る。
「いえいえ、お礼を言われるほどのことではありません。その代わりと言っては何ですが、壊れた祠の修理代を負担して頂けないでしょうか」
訳が分からないまま、とにかく礼を言おうとした拓也を制して、どこからともなく取り出した電卓で見積もりを始めるゆのは。
「ぴっぽっぱ、これなら235万円といったところでしょうか。こんなの命の値段だと思えばぜーんぜんおトクですよね♪」
あくまで笑顔のまま、ゆのはは賽銭箱の形をした貯金箱を拓也に突き出してくる。
――こうして半ば強制的に、『命の恩人』であるゆのはの要求を聞くことになった拓也は、『ゆのはな商店街』の中でバイトに明け暮れる日々を送る羽目になった。
<キャラクター>
ゆのは
『ゆのはな町』に棲む自称"土地神さま"。
巫女装束のような珍妙な格好をしているが霊感の無い者には普通の服装に見える。
名目上は拓也の妹ということになっており、監視と称して何かと付きまとってくる。
伊東わかば(いとう わかば)
商店街の中にある、銭湯『華の湯』の孫娘。
両親は仕事の関係で海外に在住していて、祖母のみつ枝と二人暮で暮らし。
いかにも女の子な外見ではあるが、受付から清掃まで銭湯の仕事は何でもこなす。
普段は番台に座って本を読んでいることが多い。
誰にでも優しく穏やかな性格で、ほんわかとした微笑みがトレードマーク。
その場にいるだけで、周囲の空気を和ませてしまう存在。
桂沢穂波(かつらざわ ほなみ)
商店街の中にある喫茶店『白摘茶房(しろつめさぼう)』の娘。
『白摘茶房』では、ウエイトレスの手伝いをしている。
母親の榛名(はるな)とは、母娘というより姉妹のような接し方をしており、憧憬の念を抱いている。
店を閉めた後に、榛名の炒れてくれたコーヒーを飲みながら雑談することが楽しみ。
口数が少ないためにクールな印象を与えがちだが、実は好奇心旺盛な性格。
高尾 椿(たかお つばき)
商店街の中にある酒屋『高尾酒店』の娘。
わかばとは幼馴染にあたり、子供の頃から近所のお姉さんとして頼られている。
喧嘩っ早い上に言葉遣いも乱暴だが、サバサバしてきっぷの良い姐さん。
気の強さは祖父譲りで、バイトに来た拓也を容赦なくコキ使う。
母親を幼い頃に失っており、気の弱い父を助けて店を切り回している。
基本的に困っている者を見ると放っておけない世話焼きタイプなので、 何だかんだと言いながらも拓也とゆのはの面倒を見てやっている。
ゆのはとは何故か波長が合うらしく、それが拓也にとっては悩みの種となっている。
宇奈月 由真(うなづきゆま)
ゆのはな町に古くからある旧家の一人娘。
良くも悪くも自分に正直な性格であり、思ったことは何でもはっきりと口にする。
思い込みが激しく、勝手に空想(妄想)を膨らませて暴走することも多々あり。
生意気な上に毒舌家だが、空回りすることの方が多いので皆から適当にあしらわれている。
このホームページはPULLTOPより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はPULLTOPに帰属します。
<概要>
お金にあくどい守銭奴な神様「ゆのは姫」に命を助けられた主人公草津拓也は、壊してしまった祠の代金を稼ぐために「ゆのは町」で、アルバイトをすることに。
そんな主人公とゆのはのと、ゆのはな町の住人との心温まる日常を描いたほのぼのコメディ。
<システム補足>
詳しくは上記参照。
ほぼ完璧に近い内容で文句の付け所がありません。
上記以外では、サムネイル画像&テキスト付きのセーブ、キャラの音声ON・OFF機能など。
ウインドウモードでの画面サイズは800×600。
これならフルスクリーンにしても粗さは目立ちません。
ディスクレス起動可能とはいえ、必要HDDが2GBと普通のADVのわりに少々大きめなのが難点。
でもそれだけボリュームがあると思えば^^;
<サウンド>
21曲+歌が2曲。
ほのぼのと優しいメロディは本作にぴったりで、癒されます。
クライマックス時に流れる「満ちる季節」が個人的なお気に入り。
音声は主人公とチョイキャラ以外はフルボイス。
どのキャラクターもその特性をつかんだ良い演技です。
聞いていた癒され、笑わされ、ほのぼのとさせられます。
とくにサブキャラの渋蔵とみつ枝の二人は最高にハマリ役、声優さんの演技に乾杯。
<CG・ビジュアル>
原画は藤原々々さん。
一枚絵の枚数は差分抜き75枚(CG60枚+ミニCG15枚)とボリュームの割にやや少なめですが、その代わり立絵の種類は豊富。
セリフのたびにコロコロ変わるゆのはの表情は非常に可愛いです^^;
比較的ロリ絵ですが、萌え要素も十分であり、受け入れやすい絵柄だと思います。
これは個人差がありますのでPULLTOPにて確認してみるのも良いかと。
<内容>
いきなりですが、世の中やっぱりお金です。えぇー日本は資本主義ですから。
たしかに金ではどうにもならないこともあります。
だけど大抵のことは金で何とかなります。
生きていく為の食べ物や、水だってお金が要ります。
金さえ払えば内臓も買え、難しい病気の治療も出来たりと、ある程度なら命も買えます。
なんだかんだで自殺の原因は金銭関係が一番多いですし…。
そんな命ですらある程度何とかしてしまうお金、ましてや愛だの信頼だのなんてお金でどうとでも…。
これ以上語るとエロゲーレビューでなくなる上に、筆者が世を拗ねたヒネクレ者という誤解をされかねないので、本題にいきます。
さて、本作はそんな「お金」にあくどい神様が出てくる「お賽銭おねだりAVG」。
製作はPULLTOPですし、一見多少遊べる要素のありそうな感じですが、実際はマップ移動型の普通のADV。
それも移動場所が3つしかないのでゲーム要素は皆無です。
ストーリーは、田舎町「ゆのはな町」を舞台にしたほのぼのコメディ。
コメディのネタとしては、知的なネタから下ネタ、マニアックなパロディまで幅広く、エロゲーとしては比較的万人向けといえるでしょう。
特筆すべきはキャラクター。
熱血単純バカな主人公とお金にあくどい神様のゆのはをはじめとする、ゆのはな町の住人は非常に個性的です。
特に、熱血スーパージジィの渋蔵、妄想少女の由真などの脇役陣は主人公やヒロイン以上にインパクト大!
何か特別なイベントが起こる訳ではないですが、そんな個性的なゆのはな町の人々と、主人公やゆのはとの日常は楽しく、非常に質の高いコメディです。
また、登場人物が皆心優しい「いい人」です。
ただ一人ゆのはだけがいい人たちを悪どく騙くらかしている訳ですが、騙し取っているのは飴だのアイスだのと可愛いもの、それに彼女にも実は悲しい過去があったりと、なんだかんだで優しいところがあったりして結局いい娘。むしろすごく可愛いです。
本作はそんないい人達によって終始明るくほのぼのとしていて、ゲーム全体の雰囲気が非常に良く、エロゲなのに心洗われます。
パッケージ裏に「ねぇ、一緒にあったまろ」というフレーズがありますが、そんな言葉がまさにがぴったりな上質なほのぼのコメディで「癒し系」なエロゲーです。
世の中金だ、なんて思っている荒んだ(実際はそこまで荒んでませんよ、いや、本当ですって)筆者の心も癒されました^^;
ただ、一つ苦言を呈するとすれば、話が長いです。
話の期間は1ヵ月なのですが、1日も飛ばさずにストーリーが続くので1周4時間くらい、コンプリートまで15時間前後で、ヒロインが4人しかいないほのぼのコメディとしては長めです。
長いこと自体は構わないのですが、何か特別大きなことが起きるわけではなく、終始ほのぼのとしているので、人によってはやや冗長に感じて、ダレてくるかもしれません。
もう2、3割話を短くするか、総プレー時間はそのままで一人一人のシナリオを短くし、もう一人ヒロインを追加するか、いずれにせよもう少し冗長さを感じさせない工夫があるともっと良かったと思います。
まぁ、短くて説明不足になるよりは何倍もマシですが…。
<エロ>
薄くは無いけど、それほど濃くもありません。
内容自体もそれほど凄いことをやっている訳ではありません。
ただ、それまでのほのぼのとして、ほとんどいやらしさを感じさせないストーリーやキャラクターと、Hシーンとのギャップがあり、思った以上に見ごたえはありました。
<10点満点での総合評価>
8点
どの要素も高いレベルでまとめられた上質なコメディ。
終始ほのぼのとした優しい雰囲気は万人にお薦めです。
お気に入りのキャラ:ゆのは姫…コロコロ変わる表情、意地っ張りな態度、時々見せるしおらしい仕草は最高です。
最後に一言:「とっても癒されるゲームです。是非♪」
<review by GPさん>
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2008年06月16日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:「ゆ」美少女ゲーム
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